(500) Days of Summer
先日、久しぶりにタワレコでCDを購入しました。
今、CDはめちゃくちゃ安いって知ってましたか?みなさん!(笑
まぁ時代が時代なので当たり前と言えば当たり前ですが、
iTunes storeにもTSUTAYAにも置いてなかったCDが1,000円でしたよ。
まぁレコードでは持っていたアルバムなので、
得したのか損したのか良くわかりませんが・・・。

たまたまそこで見かけたのがShe & Himアルバム
「おっ!ズーイー・デシャネル!買っちゃおっかな」って思ったけど、
結局買いませんでした…(笑

ズーイー・デシャネルといえばジム・キャリー主演の"Yes Man"。
この映画の彼女はとっても可愛くて…見終わってすぐ検索しちゃいました(笑
邦題『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(←ちょ〜ダサイ)
この映画自体も好きな映画ですが、
ズーイー抜きでも良かったと思える映画と言えば、
この"(500) Days of Summer"邦題「(500)日のサマー」(←まんま)です。

映像も音楽もストーリーもキャストも良い。
今ではすっかりクリストファー・ノーラン作品常連になった、
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが主役。
キック・アス出演前のクロエもいい味出してます。

「ボーイ・ミーツ・ガールの物語 けれどもラブストーリーではない」

この映画の主人公トムは、まっすぐな男ではありません。
子供の頃から家に引きこもって映画や音楽を楽しんでいた、
僕と同じような、うだつの上がらない少年期を過ごしたと思われます。
なんとなく夢見がちな青年に成長しましたが、
サマーという女性に出会ったことで、
現実の世界というものに気付かされます。
日常生活は ごく平凡なものだ
1日が始まって終わる
思い出に残る出来事はほとんどない
毎日が淡々と過ぎてゆく
5月23日は水曜日だった
トムは学んだ
壮大な宇宙の意味は
日常レベルで判断できない
偶然 それがすべてだ
偶然だけだ
彼は理解した
奇跡は起らないのだ
運命の力など存在しないのだ
今こそ彼はそう確信した
トムは…彼は確信した
映画ラストのナレーションです。

実際、彼のように劇的に気付く人は少ないと思いますが、
僕のように子供の頃から夢見がちだった人間でも、
現実というものに少しずつ気付かされて歳をとっていきます。
その現実を真正面で受け入れた時、
人はまた新しい扉を開けるのかもしれません。

「(500)日のサマー」
あなたが夢を失ったと感じた時、
是非この映画を見てください。




| 04:58 | MOVIE | comments(2) | - |
 噫無情
ミュージカル版映画「レ・ミゼラブル」
…なんか表記の仕方が面倒ですが、とても良かったです。
エヴァQを何回も観るくらいだったら(笑)
映画好きな人は是非、大きな劇場で見てください。
ミュージカルが嫌いな人は見なくていいです。
人生損してください(笑

小学生のときに「ああ無情」を親にすすめられて読みました。
とはいっても子供用に編集された短いものだったので、
原作のように登場人物が大勢出てくるようなものではありませんでしたが、
一切れのパンを盗んで19年投獄された人間の物語というのは、
とてもショッキングで印象に残りました。

また、数年前にリーアム・ニーソン主演の「レ・ミゼラブル」も観ておりますが、
毎回理解に苦しむのはジャベール警部です。
何故彼は最後にあんな決断をするのか…マジわからん!(笑
いや、理屈では理解できるんですけど。

ジャン・ヴァルジャンもファンティーヌもエポニーヌもガヴローシュも、
それはそれは悲惨な人生を送るのだけれども、
力強く自分の生き方を貫き通して、
(ジャベール警部も最後まで生き方は貫き通していますが…)
最後の最後にはどこか報われている気がするのだけれども、
ジャベール警部だけは最初から最後まで全く報われていない。
誰も「かわいそう」と思ってくれない(そんなことないか)、
レ・ミゼラブル(惨めな人々)の中で一番惨めな人、
それはジャベール警部。

エポニーヌが唄う「On My Own」…泣けます。


| 01:26 | MOVIE | comments(0) | - |
 トト・ザ・ヒーロー
全くもって今更ですが…
みなさまあけましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

独りでふらっと欧州の某国に行ってまいりました。
しっかりとした目的のようなものがあったわけでもなく、
強いて言えば「以前、陶芸を教えていた知人に会いにいく旅」でした。

考えてみれば今から30年くらい前、
若き日の僕は「外国に行ったぐらいで鳩が鷹になるわけじゃない」などと、
外国旅行をする同年代の友達を常に馬鹿にしていたものです。
手頃な料金で海外旅行ができる時代になったからというだけではなく、
30年近い年月が僕を大きく変化させました。
嫉妬心や劣等感、心に纏った鎧のようなものは消え、
父親が他界した年齢になって、
やっと気軽に人生を楽しむ方法を覚えたのかもしれません。

知人の男性は友達と一緒に家具を作っていると言っていました。            
初の海外旅行にもかかわらず、
手がかりは数年前に貰った葉書だけでしたが、
大きなトラブルもなく目的の街に着き、
曲がりくねった石畳の坂道を上り、
10代の頃に見た安野光雅の絵本と同じ街並の中に、
その工房がありました。

庭に手作りのブランコがあって、
そこで数人の男女が楽しそうに閑談しているところに、
拙い英語で「ここに日本語が話せる男性がいませんか?」と訊くと、
僕の話を聞き終わる前に皆で彼を連れてきてくれました。
「お久しぶりです、元気でしたか?」
「いろいろあったけど元気でやってます」
「作品は売れていますか?」
「いえ、もう陶器は作ってないんです。今は普通の会社員です」
「ああそうなんだ…でもまたいつかなにかを作れる日がきっと来るよ」

到着したのが夕方だったので、
工房のみんなと一緒に港のレストランに行くことになりました。
シャガールの絵を彷彿させるような雲が浮かんだ空を見上げ、
高台にある工房からのびる坂道を港に向かって歩きながら、
『ああ本当に世界にはこんな場所があるんだな…』と感じました。

道すがら一人の女の子が、
とても気さくに僕に話しかけてきました。
僕のすぐ隣で歩きながら、
「ピエールからあなたの話は聞いている」
「思っていた通りの人だった」
「日本は大好きな国だから一度は行ってみたい」
「陶芸にも昔から興味がある」
そんな感じのことを話してくれました。

話を聞きながら僕は…困惑していました。
初対面の人に、こんな風に話しかけられることは、
日本でもほとんど経験がありませんし、
体温が感じられるほどに近い距離です。

『この娘は僕が同年代だと思っているのかもしれないな』
『僕はきっとこの娘のお父さんとそれほど変わらない年齢だろうな』
『君たちのような生き方が今とても羨ましい』
『さて…英語だと…なんて言えばいいのかな』
そんなことを考えているところで・・・
目が覚めました。

「トト・ザ・ヒーロー」
1991年ベルギー、フランス、ドイツ共同制作、
『八日目』ジャコ・ヴァン・ドルマル監督作品です。
2013年の幕開け、僕はこのヘンテコな映画を観た夜、
こんな不思議な夢を見ていました。




| 06:22 | MOVIE | comments(6) | - |
 ダークナイト ライジング


夜更かし人生復活のひとりで仙人ですみなさんこんにちは!
モーニング紙で好きな連載中の漫画は、
主に泣いてます」と「ポテン生活」です。

前回の予告通り映画を観てまいりました。
ダークナイト ライジング
元々クリストファー・ノーランは大好きで殆ど観ているんですけど、
いやぁー予想以上に凄かった。超エンターテーメント!
コミックものをこれだけシリアスに描ける監督は他にいませんね。
残念なことに不幸な事件で盛り上がりは今ひとつでしたが、
これ観ないと人生損してますよ奥さん!
キャストがインセプションとダダ被りですけど(笑)

「バットマン ビギンズ」と「ダークナイト」も観ておいた方が良いです。
まぁ観ていなくても十分楽しめます。
今回もノーラン兄弟の脚本が素晴らしい。
アメリカのコミックはキャラクターありきで、
描く人が変わると、つじつまが合わないことも多々あるらしいのですが、
三部作の醍醐味が十分味わえるストーリーになってます。
普通「三部作」っていうと第二作目が駄作になるけど、
故ヒース・レジャーのおかげで第二作目が一番ウケた希有な例ですね。

クリストファー・ノーラン作品は役者の使い方も秀逸!
ゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、
映画ファン熱狂のキャスティング。
インセプションのジョゼフ・ゴードン=レヴィットもカッコ良かった!
ああそうそう副本部長役で、以前ここで紹介した「バーディ」の、
マシュー・モディーンが出演していて感動しましたよ。
敵役も豪華!
好きじゃないと言いつつも出演作を結構見ている、
アン・ハサウェイ演じるキャット・ウーマン。
トム・ハーディ演じるベイン。
最後のほうで数秒だけトム・ハーディ素顔のシーンがあるんだけど、
それがもう最高の顔!最高の演技!感涙もの!
多分2秒くらいだけど絶対に見逃すな!
前作(第2作目)の繋がりで出てくるトゥーフェイス(無念!台詞なし)はもちろん、
はまり役キリアン・マーフィーの(怪演)スケアクロウも再出演(ちょっと笑っちゃう)
第1作目の宿敵ラーズ・アル・グールが・・・おっと、これ以上は言えない言えない。

前々からクリストファー・ノーランってアメリカ人っぽくないなぁと思ったら、
今回ウィキったらお父さんはイギリス人で、
英国と米国両方の国籍を持っているとのこと。なるほどねぇ〜。

クリストファー・ノーランによる新生バットマンシリーズは僕の中で、
『スターウォーズ』『指輪物語』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
『ゴッドファーザー』『ターミネーター』といった、
所謂「大作シリーズ映画」の中での最高傑作です。観るべき!





| 02:22 | MOVIE | comments(6) | - |
 BIRDY
TSUTAYA LOGという便利なものができたおかげで、
今年の4月から借りたDVDの履歴(CDや購入した本やゲームも)が、
ネットで確認できるようになり、
blog記事のネタに困った時などは非常に便利になりました。
自分の4月からの履歴を見てみると…忘れているもんですね。
これで1度見たことを忘れて、
また借りてしまうようなことはなくなることでしょう。

唐突ですが…blogの過去記事ログに、
去年の12月30日に途中まで書いて頓挫していた記事が、
非公開のまま残っていました。
このまま消してしまうのも惜しいので、
今回は最後まで書いてみようと思います。

-----ここから-----
2010年12月30日/00時20分
今回は【TSUTAYA発掘良品】100人の映画通が選んだ本当に面白い映画。の、
第5弾にて選ばれた映画『バーディ』をお勧めいたします。

監督は昔から大好きで、独特の雰囲気を持った、
このblogでもおなじみ
『小さな恋のメロディー』
『ミッドナイト・エクスプレス』
『フェーム』
『ピンク・フロイド / ザ・ウォール』
『エンゼル・ハート』のイギリス人監督アラン・パーカー。
音楽はピーター・ガブリエル
出演はマシュー・モディーンとまだ髪があった頃のニコラス・ケイジ。
舞台は60年代のアメリカ。
ベトナム帰還兵のバーディとアルの友情物語。
-----ここまで-----

このあといろいろ打っては消し打っては消し、
結局その後、長い冬眠生活に。
映画自体はとても面白くて「おすすめ」なんですけど、
「友情物語」をキーワードに語るのは難しかった…。

blogの更新をお休みしていた間は、
もっぱらツイッターでつぶやいていたのですが、
ツイッターは他のツイートを読んで投稿することが多いので、
どうも「仲の良い友達」と話しているような、
くだけた語り口になってしまうのが難点です。
ブログよりも十分に気をつけて発言しなければ危険なのに…。
「つぶやき」なのに…変なの〜っ(笑
まぁここまで大人になると、
言いたいことを言える友達もできなくなっちゃうから、
ツイッターもいい機会かなぁ?

・・・つか、やっぱ何も浮かばない!
通常はキーボードを打ち始めると、
それなりに浮かんでくるものだけど、
この映画は浮かばない!

映画を「おすすめ」するって難しいんだよ。
どうせ誰も見やしないから「あらすじ」とか「オチ」とかネタバレ満載で、
「ラスト20分のどんでん返しに驚愕!」とか書いてもいいんだけどさ、
『もしかしたら見る人もいるかも?』って(笑

まぁいいや。
映画「バーディ」はおすすめ。
「ツイッターでの発言には気をつけろ!」ってことで、
次行こーっ!次っ!

| 23:50 | MOVIE | comments(6) | - |
 赤い靴
傑作というのはいくらでもあるもので、
恥ずかしながらつい最近観た1948年のイギリス映画『赤い靴』も、
まさに度肝を抜かれる名作でした。

日本公開時の1950年には空前のクラシック・バレエブームが起ったとのこと。
この映画がなければ、
森下洋子も草刈民代も吉田都ちゃんも熊も、
上野水香も西島ちゃんも普通の人だったかも。

予備知識は全くなしで見始めたので、
序盤はヴィクトリア演じるモイラ・シアラーの演技と踊りが、
お世辞にも「美しい」とは思えなかったのですが、
いざ『赤い靴』のバレエシーンになると、
それまでの嘘のように美しく変貌します。
レルモントフの予言の通り、
彼女の才能が開花するという演出だったとは…。

まぁなんといってもこの『赤い靴』のバレエシーン。
舞台美術、カメラワーク、振り付け、衣装、演出、音楽、全てが素晴らしく、
まるで夢を見ているような映像です。
CGなどでは決して表現できない「本物の凄さ」を感じ、
通常のクラシック・バレエの演目よりもモダンでありながらも、
不自然さが全くないのにも感激しました。
その他『ジゼル』『白鳥の湖』『コッペリア』などの名場面も堪能できます。
(『眠れる森の美女』も見たかったなぁ)

今月19日より公開予定、
ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』の、
マーチン・スコセッシ監督が2年かけて修復した、
デジタルリマスター版が2009年カンヌで公開されたとのこと。
(マーチン・スコセッシ監督についてもいつか語りたいですな)

映画『赤い靴:デジタルリマスター・エディション』オフィシャルHPで観れる予告編は、
インターレス解除しないでプログレッシブ変換したのか、
ノイズが気になるので…このブルーレイ版が欲しいです。

物語はアンデルセンの「赤い靴」と同じように、
所謂「悲劇」となっております。
ハリウッド…ディズニーあたりが作るとハッピーエンドになるところですが、
そこはイギリス映画(笑
暗い気分のときにはおすすめできませんのであしからず。


| 01:31 | MOVIE | comments(6) | - |
 パフューム ある人殺しの物語
子供の頃から映画は好きだったのですが、
映画1本を観るのもそれなりに時間が必要で、
面白く感じないものを観てしまうと、とても損をした気がするので、
当たり前の事ですが「選ぶ」ようになりました。
しかし、自分の直感だけを頼りにして選んでいると、
「新しいもの」には、なかなか出会えないと思い、
数ヶ月前からその「選ぶ」基準を再考してみることに。

とはいえ「全く興味がわかない作品」まで観るわけではなく、
「そのとき少しでも心にひっかかったもの」や、
「前から気になっていたもの」を積極的に観るというだけで、
あえて興味のないものまで手を広げたわけではないので、
「直感」で選んでいる事には変わりないのですが、
そんな心境の変化のおかげで、
短期間に素晴らしい作品にたくさん出会うことができました。
この作品もその中のうちのひとつ、
2006年ドイツ・フランス・スペイン合作映画、
『パフューム ある人殺しの物語』です。
監督は「ラン・ローラ・ラン」のドイツ人監督トム・ティクヴァ。

「人殺し」のお話なので、
声高におすすめするのも少し気が引けるのですが(笑
映画自体の持つ雰囲気やクローズアップを多用した美しい映像、
役者の演技やストーリー展開など、
とても惹き付けられる映画でした。
イタリア人調香師バルディーニ役のダスティン・ホフマンと、
リシ役アラン・リックマン、
ナレーションのジョン・ハート以外、
有名な俳優が出演していないので、
映画自体が持っている「匂い」に浸れます。

さて、ヨーロッパ合作映画で原作と監督はドイツ人、舞台はフランス、
しかし、劇中で使われている言語は英語。
よくあることですが、多少引っかかるところではありました。
とはいえ、これが英語で作られていないと、
日本で公開される事も、
ましてやDVDがTSUTAYAに置かれる事もなかったのでは?と考えると、
いたしかたないと考えざるを得ませんが、
英語…やっぱり英語なんでしょうか?

ここ数年の日本でも英語が話せる事が以前よりもっと必要になってきました。
例えるなら、ちょっと前に「パソコンが出来る」というのと同じくらい。
僕のような狭い世界で生きている奴でも、
英語が話せない不自由さを感じるほどです。

仕事上で英語が必要になる外国の人達は、
中国、韓国、東南アジア、ヨーロッパなど、
ネイティブの人は意外に少ないので、
そんなに怖がらなくても良いのですが、
約束事に繋がることは正確に伝えないと、
後で困ったことになります。
言っている事は大体わかるんだけどなぁ・・・(笑

「英語が出来ない人間は役員にしない」
「TOEIC 900点以上じゃないと入社できない」
そんなのは「はいはいどうぞご勝手に・・・」という感じですが、
成金経営者から押し付けられるかたちではなく、
英語に対する拒否反応にも変化が必要な時期なのかもしれません。
失うものもあるでしょうが、
世界が広がることは間違いないのですから。
もう手遅れっぽいですけど(笑

って、序盤で映画と全然関係なくなっちゃった!by ハライチ

| 09:23 | MOVIE | comments(8) | - |
 プラダを着た悪魔
iPhone 4Sにお乗り換えの皆様こんにちは、
iOS 5アップデートに24時間かかった、
ひとりで仙人ですどうぞよろしく。

ジョブズ氏がとうとう鬼籍に入りましたが、Appleの株価は最高額に。
カリスマ経営者は最後まで予想を裏切り続けた…という感じでしょうか。

パーソナルコンピューターでありながらCDドライブのみ、
フロッピーが内蔵されず冷却ファンまで付いていないという初代iMac発表の衝撃。
初代シェル型iBookから現在のMacBook Airまで、
常に変化してきたそのデザインと方向性。
古参ユーザーを戸惑わせるほど洗練されたMac OS X。
当時では考えられないほどコンパクトでスタイリッシュだった、
Power Mac G4 Cubeの感動。
Mac MiniとiPod Shuffleが発表された、
2005年MacWorld基調講演。
iTMSやGarageBandといった、
音楽系アプリケーションへのこだわり。
振り返るといくつもの興奮が蘇ります。

日本でもドラッカーで有名になった言葉「イノベーション」
ジョブズは常にこの言葉を念頭に置いて行動することで、
パーソナルコンピューター、DTP、DTM、音楽配信、
スマートフォン、タブレットPC、CGアニメーションなどといった、
世界全体を変えてしまう発明を世に送り出してきました。
(ジョブズが発明したわけではありませんが)

イノベーションを発想できる大企業はほとんどありません。
昨今のテレビのリモコンがよい証拠です。
誰があんなものを使いこなせるというのでしょう。
ジョブズがいなければ、PCはマウスもキーボードも、
携帯電話も音楽プレーヤーも同じことになっていたことでしょう。

さて本題、映画「プラダを着た悪魔」です。
名門大学を卒業した主人公アンドレアは文芸誌で働くための足がかりとして、
ファッション雑誌「ランウェイ」の編集部に就職。
社内で悪魔と呼ばれる凄腕女編集長のアシスタントになり、
今まで全く興味のなかったファッション業界で悪戦苦闘の日々を送ります。
最終的には編集長の右腕と認められるのですが・・・。
ラストで主人公は自分の意志を貫き、
自信と志を手に入れ、それを実行します。

さぁみなさん、ひとつの時代が終わりました。
イノベーションで時代を切り開いたジョブズのAppleは最終幕、
米国では貧富の差に怒る若者がデモを行い、
日本では終身雇用が過去のものとなり、
新しい機能を追加するだけでモノを売る時代はやがて終わります。
それぞれがイノベーションを発想し起業家精神をもたなければ、
これからの世の中を良い方向に変えてゆくことはできません。

まぁ僕も一度挑戦したからわかるけど、
起業するのはめちゃくちゃ大変です。
「12歳から働いていました」なんていうのが嘘のように、
毎日毎日苦しいことの連続。
僕の場合は人を雇っていなかったのでまだ良かったですけど、
人を雇っていたら…毎日死ぬ思いだったことでしょう。
でも、でもさ。もしかしたら成功するかもしれない。
一度しかない人生なんだから死ぬほど苦しむのも良い経験ですよ。
ダイエットに最適。やせるよ、マジ痩せる。

そして軌道に乗ったら、
僕を雇ってください…って、ウソウソ(笑

| 03:26 | MOVIE | comments(4) | - |
 The Tree Of Life
みなさまお元気でしょうか?
約9ヶ月ぶりの更新になります。
この数ヶ月いろいろなことが起きました。
その度、何度か記事を書きかけましたが、
今は書かなくて良かったと思っています。

しかし、今回はどうしても書きたいことがあったので書きます。
映画「ツリー・オブ・ライフ」についてです。
この映画…賛否両論どころか、
ネットではかなり酷評されており、
mixiの「ツリー・オブ・ライフ・コミュニティ」は参加者100人程度しかおらず、
「感想」トピックでは「駄作」とまで言われているので、
(コミュニティに参加して「駄作!」って感想を投稿するってどーゆーこと?)
ここは私が立たねばいけない!と、キーボードをガシガシ叩いております。
しかし、まだ見ていない人も沢山いると思いますので、
ネタバレしない程度に、熱く語らせていただきます!

私はこの映画…2時間以上あるのですが、
ずーっと泣きっぱなしで見ていました。
フェリーニのやさしさと、
タルコフスキーの深い感動と、
キューブリックの大胆さを持ち合わせた、
アメリカ映画では非常に珍しい、
心に響く名作でした。
「ゲド戦記」を見たときに感じた世界観にも似ています。

昨今の映画やテレビ番組を見ていると、
テクニックだけで見せられているという嫌悪感を感じます。
たいして美味しくもないものを大声で「うまい!」と言いながら食べ、
「ワイプで抜きますのでリアクションお願いします」という指示のもと、
悲しい場面では悲しい顔、楽しい場面では楽しい顔、
ロボットやエイリアンの前で人々は泣き叫び、
大音響のフルオーケストラで盛り上げる。
見ている人間を馬鹿にしているとしか思えません。

しかし、この「ツリー・オブ・ライフ」は、
黒沢やフェリーニが、タルコフスキーがそうであったように、
観客を信用し、場面場面でいちいち説明をすることはありません。
最小限の台詞と映像と音で、見ている人間の心に迫ってきます。

死ぬのは恐い、別れは辛い、
美味しいものを食べると嬉しい、
恋は楽しい、スリルは爽快、
馬鹿げたことは可笑しい、
美しいものに惹かれる。
誰もが同じように感じるから、
デフォルメすると伝わりやすい。
でもその根源であるはずの「心」はどうだろう?
本当に伝わっているのだろうか?

140億年続く孤独な心は、涙が出るほどに美しい。


| 02:05 | MOVIE | comments(8) | - |
 マイ・ブルーベリー・ナイツ
「岐阜県人忘年会」3次会、
金髪イケメンもっちさんの店、下北沢の「BAR JUICE」で、
カウンターの方から
「あのラヴィシャン・カールの娘…名前なんだっけ?」という声が聞こえてきた。

そのころ宴は「80年代アイドル」の話で盛り上がっていたため、
全くついて行けない僕は狸寝入りをしていたわけですが、
おもわず立ち上がり手を挙げて、
「の、のっ、ノラ・ジョーンズ!」と叫んだわけです。
もっちさんはラヴィシャン・カールからノラが出てくる僕に、
とても感心してくれましたよ(笑

その頃カウンター付近ではウォン・カーウァイ作品の話になっていたらしい。
僕も「天使の涙」「恋する惑星」など一時期ハマッたことがあったっけ。
そこで僕はもう一声!
あの独特な色彩のオーストラリア人カメラマンの名前を思い出そうとした。
・・・したんだけど思い出せない。
あぁあのとき思い出せていれば…、
みんな「そうそう!」と喜んでくれた筈なのに!悔しい!

僕は次の日も次の日も思い出そうと必死になっていた。
ネットでwikiとか使えば簡単に出てくるのに。
『確か…クリストファーなんちゃらだよな…コナン・ドイルとか』
『クリストファー・ロイドか?それはドクだしな』とか。
今、諦めて調べたら惜しかった…クリストファー・ドイルだ。
浅野忠信主演で監督もやってたっけな。

そのときは名前が出てこない悔しさで、
「マイ・ブルーベリー・ナイツはおすすめですよ!ストーリーがあるから」
とだけ言い残して、また狸寝入りに戻ったわけですが…。

ということで今回のおすすめは映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
先ほども申しました通り、ウォン・カーウァイ作品には珍しく、
ちゃんとしたストーリーがあります。
因にこの作品のカメラはクリストファー・ドイルではありません。
レイチェル・ワイズが出てます。相変わらず色っぽいです。

はっ!今考えたら、げーはージュード・ロウとレイチェルって、
あの『スターリングラード』の2人じゃないッスか!
う〜む感慨深い。
『スターリングラード』怖くて色っぽい映画だったなぁ〜。
ロシアの話なのに英語なのが気になったけども。

話は戻って「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
おいしくて甘くてほんのりすっぱい、
悪い所はなにひとつないのに、
何故か売れ残ってしまうブルーベリーパイ。
ウォン・カーウァイの映画は、なんかカワイイ。

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