Saving Mr. Banks
めちゃくちゃ久々に更新。生きてます。

最近観た映画で「過小評価されているのでは?」と感じたものが2本あります。
1本は最後のジブリ長編映画(?)「思い出のマーニー」で、
もう一本がこの「ウォルト・ディズニーの約束」原題"Saving Mr. Banks"です。
両方とも『アナと雪の女王』フィーバーに押しつぶされちゃいました(笑

毎回言ってて「もういいよ」って感じですけど、
Saving Mr. Banksが何故に「ウォルト・ディズニーの約束」になるかっつーね。
いや、原題はネタバレっぽいから、
知らない方がより物語を楽しめるって考え方もあるかな?

両方ともめちゃ泣きましたよおじさんは。
おじさんももう51だよ…昨日で。
偶然、両方ともイギリスの児童文学作品が関係してますね。

まずはマーニー。

この映画(原作に関しても)を観た人がTwitterなどで、
物議を醸した部分(ネタバレだけど)があるのですが、
その部分がこの物語の裏テーマになっている気がしました。
・・・別に裏でもないか。

それは主人公のアンナが同世代の女の子、
信子に「太っちょブタ」と言うシーン。

信子は「毎日普通に過ごせますように」と書かれた、
杏奈の七夕の短冊を取り上げ「普通って何?」と問いかけ、
「あれ?あなた綺麗な目をしているのね」と続けます。
信子は決して「意地悪な子」には描かれてはいません。
逆に杏奈よりも「良い子」に描かれています。

ちょっと前にTEDで見たモデルのキャメロン・ラッセルの、
「ルックスだけが全てじゃない。モデルの私が言うんだから信じて」
というプレゼンで話したことを思い出しました。

僕は子供の頃から自分の容姿に関するコンプレックスが酷かった気がします。
足が大きいとか、毛が多いとか、足が太いとか。
こんな話をすると、必ずと言っていいほど「女子か?」と突っ込まれるのですが、
それこそが偏見です(笑)男が容姿のことで悩むなんて「馬鹿げている」みたいな。

悪気の無い、言っている人にとっては、
褒めているつもりだったりする言葉だからこそ、
相手の本心が見える気がしたりするものです。
言葉狩りみたいになるのも考えものですが、
何気ない一言が暴力になることってのもあるわけで。

孤独感から「言葉の暴力」に「言葉の暴力」で応戦した杏奈。
確かに良いこととは言えませんが、
おじさんにもわかるような気がしました。

さて「ウォルト・ディズニーの約束」

メリーポピンズの原作者P.L.トラヴァースとウォルト・ディズニーの、
映画化にたどり着くまでの裏話と、
現実のメリーポピンズ(ミスターバンクス)について描かれた作品であり、
ウォルト・ディズニーとの約束は、
あまり重要ではないひとつのエピソードに過ぎません。
原題"Saving Mr. Banks"の通り、
「ミスターバンクスを救う」物語です。

ディズニー映画『メリーポピンズ』大ファンの僕は、
台詞がいちいち映画『メリーポピンズ』からの引用だったことに、
大喜びしながら見ました。

このblogでMONOGATARIというカテゴリーを作ったときに、
物語には本当に起きた事実ではないかもしれないが、
『こうなったら良かった』『こうなるべきだった』といった、
人間の真実の話が語られていることがある、と語ったことがありましたが、
そんな物語によって、
人は辛い過去や悲しい思い出を昇華させることができるのだと、
この映画では語られています。
本当にその通りだと僕も感じました。

この二つの映画は同じイギリス児童文学作品という以外に、
喪失感と孤独な心を昇華させる人の物語という点で、
僕にとっても、縁を感じる作品でした。









| 03:49 | MOVIE | comments(0) | - |
 風立ちぬ
現代日本のモンスター、宮崎駿最新作。
なにもこんな場末のblogで話題にしなくても…、
そんな気もしないこともないのですが、
旬のものってやつです。

前々から話題に挙げたかったNHK大河ドラマ「八重の桜」
「毎週欠かさず」というわけではありませんが見ています。
前半は日本という国の時代が大きく変わるとき、
その犠牲となった人々を中心に描かれていました。
毎話毎話かわいそうでかわいそうで涙…涙ですよ。

今日の放送では会津戦争から半年後の、
八重たち生き残った人達の姿が描かれていました。
朝敵というあらぬ汚名を着せられ散った大勢の命。
憎しみが憎しみを生んだ内戦のあと、
死んでいった人達のことを思いながら、
彼らはどう生き抜いていったのでしょう。

こどもの頃、僕の父方の祖父の家には槍が飾ってあって、
父も軍刀や脇差を三振りほど所有しており、
子供心に「コワっ!」と思ったものです。
軍刀はお金に困って患者さんに売っちゃったけど、
脇差は亡くなるまで持っていて、
姉に「お嫁に行く時にあげるよから、
旦那さんが浮気をしたらこれで刺せ」
とか言ってて超恐かったな。

話が横道にそれてしまいましたが、さて「風立ちぬ」
日本の大正から昭和初期にかけてを描いた作品でありながら、
とても現代的なアニメーションでした。

こどもの頃に大きな夢を抱き、
その夢の実現に必死になって働き、失敗し、
やがて夢を現実にしたのもつかの間、
大きな挫折を味わう主人公と、
主人公に寄り添った女性の物語。

僕も子供の頃は大戦中使用した、
戦車や軍用機の模型が大好きでした。
それをみた父が「一番やって欲しくないことをやっている」と、
ときどき嘆いておりました。(酔ってないとき)
酔っているとはいえ、
自分はひとり娘に「不貞を働いた夫は刺して自害しろ」などと、
現代であれば絶対に言ってはいけない台詞を吐きながら、
息子には「兵器の模型は作るな」と言う。
なんと身勝手で理不尽なことを言う人間だろう。
いや、それが人間なのかもしれません。

先週、子供の頃から40までお世話になった方が亡くなられました。
僕の父親のことをとても慕ってくださっており、
その恩恵を受けて長年僕もお世話になりました。
この場を借りて、お礼とご冥福をお祈りします。

人は必ず死ぬ。時として順番通りとはいかないけれど必ず。
残ったものは、生きた人の気持ちを少し背負って、
また誰かに少し気持ちを残して死んでゆく。
美しかった命の記憶だけを残して、
恨みや悔しさや悲しみは、
いつかはやがて消えてゆくのでしょう。







| 23:50 | MOVIE | comments(0) | - |
 永遠のこどもたち
本日のおすすめは、この夏公開『パシフィック・リム』で、
日本中で評判を落とすこと請け合いの(笑)、
ギレルモ・デル・トロが製作総指揮をつとめた、
スペインとメキシコ合作映画 "El Orfanato"『永遠のこどもたち』
恐いよ〜。何度もビクっ!ってするよ。
夏の暑い時期にもってこいの作品だよ。
意外とオカルト・ホラー系映画って好きなんだよね。
物語が面白くないと全く受け付けませんけど。

ギレルモ・デル・トロは僕が生まれたほぼ1年後のメキシコ生まれ、
代表作といえばやはり『パンズ・ラビリンス』でしょう。
美しくて、悲しくて、超〜後味の悪い映画でした(笑)
『永遠のこどもたち』も「後味が良い」とは言えませんが、
『パンズ・ラビリンス』よりは救いがあります。

同じメキシコ出身『21グラム』『バベル』『ビューティフル』の、
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥもそうですが、
ギレルモ・デル・トロが携わる映画も、どこか物悲しい。
ソンブレロかぶってタコス片手に陽気に歌ってるイメージは、
全くありません。

この『永遠のこどもたち』もよくできた物語で、
最初から最後の最後まで伏線がちりばめられており、
この間、この映画のあらすじを人に伝える機会があったのだけれど、
「そこで主人公が…いや、その前にこういう出来事があって」とか、
順を追って説明しながら話をするのがめちゃくちゃ難しかった。

霊媒師の役でジェラルディン・チャップリンが出てきたのには驚いた。
チャップリンの娘さんね。まだ生きてたんだ!なんて。
wikiで調べたら、スペインに長いこと住んでたから、
スペイン語が問題なく話せるらしい。いや驚いた。
この霊媒師が子供達を霊視するシーンが、これまたスゲー恐いんだな。

『シックスセンス』とか『アザーズ』が面白かったと思える人にはオススメ。
僕は夜中0時から見始めて、見終わった深夜の2時に、
向かいの大病院の横を通ってコンビニまで煙草を買いに行ったけど、
中々に良い気分でしたよ(笑
Un, dos, tres, toca la pared

Postscript
この映画を見て面白いと思った人だけ、
パンズ・ラビリンス』を見てください(笑)


| 23:47 | MOVIE | comments(4) | - |
 (500) Days of Summer
先日、久しぶりにタワレコでCDを購入しました。
今、CDはめちゃくちゃ安いって知ってましたか?みなさん!(笑
まぁ時代が時代なので当たり前と言えば当たり前ですが、
iTunes storeにもTSUTAYAにも置いてなかったCDが1,000円でしたよ。
まぁレコードでは持っていたアルバムなので、
得したのか損したのか良くわかりませんが・・・。

たまたまそこで見かけたのがShe & Himアルバム
「おっ!ズーイー・デシャネル!買っちゃおっかな」って思ったけど、
結局買いませんでした…(笑

ズーイー・デシャネルといえばジム・キャリー主演の"Yes Man"。
この映画の彼女はとっても可愛くて…見終わってすぐ検索しちゃいました(笑
邦題『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(←ちょ〜ダサイ)
この映画自体も好きな映画ですが、
ズーイー抜きでも良かったと思える映画と言えば、
この"(500) Days of Summer"邦題「(500)日のサマー」(←まんま)です。

映像も音楽もストーリーもキャストも良い。
今ではすっかりクリストファー・ノーラン作品常連になった、
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが主役。
キック・アス出演前のクロエもいい味出してます。

「ボーイ・ミーツ・ガールの物語 けれどもラブストーリーではない」

この映画の主人公トムは、まっすぐな男ではありません。
子供の頃から家に引きこもって映画や音楽を楽しんでいた、
僕と同じような、うだつの上がらない少年期を過ごしたと思われます。
なんとなく夢見がちな青年に成長しましたが、
サマーという女性に出会ったことで、
現実の世界というものに気付かされます。
日常生活は ごく平凡なものだ
1日が始まって終わる
思い出に残る出来事はほとんどない
毎日が淡々と過ぎてゆく
5月23日は水曜日だった
トムは学んだ
壮大な宇宙の意味は
日常レベルで判断できない
偶然 それがすべてだ
偶然だけだ
彼は理解した
奇跡は起らないのだ
運命の力など存在しないのだ
今こそ彼はそう確信した
トムは…彼は確信した
映画ラストのナレーションです。

実際、彼のように劇的に気付く人は少ないと思いますが、
僕のように子供の頃から夢見がちだった人間でも、
現実というものに少しずつ気付かされて歳をとっていきます。
その現実を真正面で受け入れた時、
人はまた新しい扉を開けるのかもしれません。

「(500)日のサマー」
あなたが夢を失ったと感じた時、
是非この映画を見てください。




| 04:58 | MOVIE | comments(2) | - |
 噫無情
ミュージカル版映画「レ・ミゼラブル」
…なんか表記の仕方が面倒ですが、とても良かったです。
エヴァQを何回も観るくらいだったら(笑)
映画好きな人は是非、大きな劇場で見てください。
ミュージカルが嫌いな人は見なくていいです。
人生損してください(笑

小学生のときに「ああ無情」を親にすすめられて読みました。
とはいっても子供用に編集された短いものだったので、
原作のように登場人物が大勢出てくるようなものではありませんでしたが、
一切れのパンを盗んで19年投獄された人間の物語というのは、
とてもショッキングで印象に残りました。

また、数年前にリーアム・ニーソン主演の「レ・ミゼラブル」も観ておりますが、
毎回理解に苦しむのはジャベール警部です。
何故彼は最後にあんな決断をするのか…マジわからん!(笑
いや、理屈では理解できるんですけど。

ジャン・ヴァルジャンもファンティーヌもエポニーヌもガヴローシュも、
それはそれは悲惨な人生を送るのだけれども、
力強く自分の生き方を貫き通して、
(ジャベール警部も最後まで生き方は貫き通していますが…)
最後の最後にはどこか報われている気がするのだけれども、
ジャベール警部だけは最初から最後まで全く報われていない。
誰も「かわいそう」と思ってくれない(そんなことないか)、
レ・ミゼラブル(惨めな人々)の中で一番惨めな人、
それはジャベール警部。

エポニーヌが唄う「On My Own」…泣けます。


| 01:26 | MOVIE | comments(0) | - |
 トト・ザ・ヒーロー
全くもって今更ですが…
みなさまあけましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

独りでふらっと欧州の某国に行ってまいりました。
しっかりとした目的のようなものがあったわけでもなく、
強いて言えば「以前、陶芸を教えていた知人に会いにいく旅」でした。

考えてみれば今から30年くらい前、
若き日の僕は「外国に行ったぐらいで鳩が鷹になるわけじゃない」などと、
外国旅行をする同年代の友達を常に馬鹿にしていたものです。
手頃な料金で海外旅行ができる時代になったからというだけではなく、
30年近い年月が僕を大きく変化させました。
嫉妬心や劣等感、心に纏った鎧のようなものは消え、
父親が他界した年齢になって、
やっと気軽に人生を楽しむ方法を覚えたのかもしれません。

知人の男性は友達と一緒に家具を作っていると言っていました。            
初の海外旅行にもかかわらず、
手がかりは数年前に貰った葉書だけでしたが、
大きなトラブルもなく目的の街に着き、
曲がりくねった石畳の坂道を上り、
10代の頃に見た安野光雅の絵本と同じ街並の中に、
その工房がありました。

庭に手作りのブランコがあって、
そこで数人の男女が楽しそうに閑談しているところに、
拙い英語で「ここに日本語が話せる男性がいませんか?」と訊くと、
僕の話を聞き終わる前に皆で彼を連れてきてくれました。
「お久しぶりです、元気でしたか?」
「いろいろあったけど元気でやってます」
「作品は売れていますか?」
「いえ、もう陶器は作ってないんです。今は普通の会社員です」
「ああそうなんだ…でもまたいつかなにかを作れる日がきっと来るよ」

到着したのが夕方だったので、
工房のみんなと一緒に港のレストランに行くことになりました。
シャガールの絵を彷彿させるような雲が浮かんだ空を見上げ、
高台にある工房からのびる坂道を港に向かって歩きながら、
『ああ本当に世界にはこんな場所があるんだな…』と感じました。

道すがら一人の女の子が、
とても気さくに僕に話しかけてきました。
僕のすぐ隣で歩きながら、
「ピエールからあなたの話は聞いている」
「思っていた通りの人だった」
「日本は大好きな国だから一度は行ってみたい」
「陶芸にも昔から興味がある」
そんな感じのことを話してくれました。

話を聞きながら僕は…困惑していました。
初対面の人に、こんな風に話しかけられることは、
日本でもほとんど経験がありませんし、
体温が感じられるほどに近い距離です。

『この娘は僕が同年代だと思っているのかもしれないな』
『僕はきっとこの娘のお父さんとそれほど変わらない年齢だろうな』
『君たちのような生き方が今とても羨ましい』
『さて…英語だと…なんて言えばいいのかな』
そんなことを考えているところで・・・
目が覚めました。

「トト・ザ・ヒーロー」
1991年ベルギー、フランス、ドイツ共同制作、
『八日目』ジャコ・ヴァン・ドルマル監督作品です。
2013年の幕開け、僕はこのヘンテコな映画を観た夜、
こんな不思議な夢を見ていました。




| 06:22 | MOVIE | comments(6) | - |
 ダークナイト ライジング


夜更かし人生復活のひとりで仙人ですみなさんこんにちは!
モーニング紙で好きな連載中の漫画は、
主に泣いてます」と「ポテン生活」です。

前回の予告通り映画を観てまいりました。
ダークナイト ライジング
元々クリストファー・ノーランは大好きで殆ど観ているんですけど、
いやぁー予想以上に凄かった。超エンターテーメント!
コミックものをこれだけシリアスに描ける監督は他にいませんね。
残念なことに不幸な事件で盛り上がりは今ひとつでしたが、
これ観ないと人生損してますよ奥さん!
キャストがインセプションとダダ被りですけど(笑)

「バットマン ビギンズ」と「ダークナイト」も観ておいた方が良いです。
まぁ観ていなくても十分楽しめます。
今回もノーラン兄弟の脚本が素晴らしい。
アメリカのコミックはキャラクターありきで、
描く人が変わると、つじつまが合わないことも多々あるらしいのですが、
三部作の醍醐味が十分味わえるストーリーになってます。
普通「三部作」っていうと第二作目が駄作になるけど、
故ヒース・レジャーのおかげで第二作目が一番ウケた希有な例ですね。

クリストファー・ノーラン作品は役者の使い方も秀逸!
ゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、
映画ファン熱狂のキャスティング。
インセプションのジョゼフ・ゴードン=レヴィットもカッコ良かった!
ああそうそう副本部長役で、以前ここで紹介した「バーディ」の、
マシュー・モディーンが出演していて感動しましたよ。
敵役も豪華!
好きじゃないと言いつつも出演作を結構見ている、
アン・ハサウェイ演じるキャット・ウーマン。
トム・ハーディ演じるベイン。
最後のほうで数秒だけトム・ハーディ素顔のシーンがあるんだけど、
それがもう最高の顔!最高の演技!感涙もの!
多分2秒くらいだけど絶対に見逃すな!
前作(第2作目)の繋がりで出てくるトゥーフェイス(無念!台詞なし)はもちろん、
はまり役キリアン・マーフィーの(怪演)スケアクロウも再出演(ちょっと笑っちゃう)
第1作目の宿敵ラーズ・アル・グールが・・・おっと、これ以上は言えない言えない。

前々からクリストファー・ノーランってアメリカ人っぽくないなぁと思ったら、
今回ウィキったらお父さんはイギリス人で、
英国と米国両方の国籍を持っているとのこと。なるほどねぇ〜。

クリストファー・ノーランによる新生バットマンシリーズは僕の中で、
『スターウォーズ』『指輪物語』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
『ゴッドファーザー』『ターミネーター』といった、
所謂「大作シリーズ映画」の中での最高傑作です。観るべき!





| 02:22 | MOVIE | comments(6) | - |
 BIRDY
TSUTAYA LOGという便利なものができたおかげで、
今年の4月から借りたDVDの履歴(CDや購入した本やゲームも)が、
ネットで確認できるようになり、
blog記事のネタに困った時などは非常に便利になりました。
自分の4月からの履歴を見てみると…忘れているもんですね。
これで1度見たことを忘れて、
また借りてしまうようなことはなくなることでしょう。

唐突ですが…blogの過去記事ログに、
去年の12月30日に途中まで書いて頓挫していた記事が、
非公開のまま残っていました。
このまま消してしまうのも惜しいので、
今回は最後まで書いてみようと思います。

-----ここから-----
2010年12月30日/00時20分
今回は【TSUTAYA発掘良品】100人の映画通が選んだ本当に面白い映画。の、
第5弾にて選ばれた映画『バーディ』をお勧めいたします。

監督は昔から大好きで、独特の雰囲気を持った、
このblogでもおなじみ
『小さな恋のメロディー』
『ミッドナイト・エクスプレス』
『フェーム』
『ピンク・フロイド / ザ・ウォール』
『エンゼル・ハート』のイギリス人監督アラン・パーカー。
音楽はピーター・ガブリエル
出演はマシュー・モディーンとまだ髪があった頃のニコラス・ケイジ。
舞台は60年代のアメリカ。
ベトナム帰還兵のバーディとアルの友情物語。
-----ここまで-----

このあといろいろ打っては消し打っては消し、
結局その後、長い冬眠生活に。
映画自体はとても面白くて「おすすめ」なんですけど、
「友情物語」をキーワードに語るのは難しかった…。

blogの更新をお休みしていた間は、
もっぱらツイッターでつぶやいていたのですが、
ツイッターは他のツイートを読んで投稿することが多いので、
どうも「仲の良い友達」と話しているような、
くだけた語り口になってしまうのが難点です。
ブログよりも十分に気をつけて発言しなければ危険なのに…。
「つぶやき」なのに…変なの〜っ(笑
まぁここまで大人になると、
言いたいことを言える友達もできなくなっちゃうから、
ツイッターもいい機会かなぁ?

・・・つか、やっぱ何も浮かばない!
通常はキーボードを打ち始めると、
それなりに浮かんでくるものだけど、
この映画は浮かばない!

映画を「おすすめ」するって難しいんだよ。
どうせ誰も見やしないから「あらすじ」とか「オチ」とかネタバレ満載で、
「ラスト20分のどんでん返しに驚愕!」とか書いてもいいんだけどさ、
『もしかしたら見る人もいるかも?』って(笑

まぁいいや。
映画「バーディ」はおすすめ。
「ツイッターでの発言には気をつけろ!」ってことで、
次行こーっ!次っ!

| 23:50 | MOVIE | comments(6) | - |
 赤い靴
傑作というのはいくらでもあるもので、
恥ずかしながらつい最近観た1948年のイギリス映画『赤い靴』も、
まさに度肝を抜かれる名作でした。

日本公開時の1950年には空前のクラシック・バレエブームが起ったとのこと。
この映画がなければ、
森下洋子も草刈民代も吉田都ちゃんも熊も、
上野水香も西島ちゃんも普通の人だったかも。

予備知識は全くなしで見始めたので、
序盤はヴィクトリア演じるモイラ・シアラーの演技と踊りが、
お世辞にも「美しい」とは思えなかったのですが、
いざ『赤い靴』のバレエシーンになると、
それまでの嘘のように美しく変貌します。
レルモントフの予言の通り、
彼女の才能が開花するという演出だったとは…。

まぁなんといってもこの『赤い靴』のバレエシーン。
舞台美術、カメラワーク、振り付け、衣装、演出、音楽、全てが素晴らしく、
まるで夢を見ているような映像です。
CGなどでは決して表現できない「本物の凄さ」を感じ、
通常のクラシック・バレエの演目よりもモダンでありながらも、
不自然さが全くないのにも感激しました。
その他『ジゼル』『白鳥の湖』『コッペリア』などの名場面も堪能できます。
(『眠れる森の美女』も見たかったなぁ)

今月19日より公開予定、
ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』の、
マーチン・スコセッシ監督が2年かけて修復した、
デジタルリマスター版が2009年カンヌで公開されたとのこと。
(マーチン・スコセッシ監督についてもいつか語りたいですな)

映画『赤い靴:デジタルリマスター・エディション』オフィシャルHPで観れる予告編は、
インターレス解除しないでプログレッシブ変換したのか、
ノイズが気になるので…このブルーレイ版が欲しいです。

物語はアンデルセンの「赤い靴」と同じように、
所謂「悲劇」となっております。
ハリウッド…ディズニーあたりが作るとハッピーエンドになるところですが、
そこはイギリス映画(笑
暗い気分のときにはおすすめできませんのであしからず。


| 01:31 | MOVIE | comments(6) | - |
 パフューム ある人殺しの物語
子供の頃から映画は好きだったのですが、
映画1本を観るのもそれなりに時間が必要で、
面白く感じないものを観てしまうと、とても損をした気がするので、
当たり前の事ですが「選ぶ」ようになりました。
しかし、自分の直感だけを頼りにして選んでいると、
「新しいもの」には、なかなか出会えないと思い、
数ヶ月前からその「選ぶ」基準を再考してみることに。

とはいえ「全く興味がわかない作品」まで観るわけではなく、
「そのとき少しでも心にひっかかったもの」や、
「前から気になっていたもの」を積極的に観るというだけで、
あえて興味のないものまで手を広げたわけではないので、
「直感」で選んでいる事には変わりないのですが、
そんな心境の変化のおかげで、
短期間に素晴らしい作品にたくさん出会うことができました。
この作品もその中のうちのひとつ、
2006年ドイツ・フランス・スペイン合作映画、
『パフューム ある人殺しの物語』です。
監督は「ラン・ローラ・ラン」のドイツ人監督トム・ティクヴァ。

「人殺し」のお話なので、
声高におすすめするのも少し気が引けるのですが(笑
映画自体の持つ雰囲気やクローズアップを多用した美しい映像、
役者の演技やストーリー展開など、
とても惹き付けられる映画でした。
イタリア人調香師バルディーニ役のダスティン・ホフマンと、
リシ役アラン・リックマン、
ナレーションのジョン・ハート以外、
有名な俳優が出演していないので、
映画自体が持っている「匂い」に浸れます。

さて、ヨーロッパ合作映画で原作と監督はドイツ人、舞台はフランス、
しかし、劇中で使われている言語は英語。
よくあることですが、多少引っかかるところではありました。
とはいえ、これが英語で作られていないと、
日本で公開される事も、
ましてやDVDがTSUTAYAに置かれる事もなかったのでは?と考えると、
いたしかたないと考えざるを得ませんが、
英語…やっぱり英語なんでしょうか?

ここ数年の日本でも英語が話せる事が以前よりもっと必要になってきました。
例えるなら、ちょっと前に「パソコンが出来る」というのと同じくらい。
僕のような狭い世界で生きている奴でも、
英語が話せない不自由さを感じるほどです。

仕事上で英語が必要になる外国の人達は、
中国、韓国、東南アジア、ヨーロッパなど、
ネイティブの人は意外に少ないので、
そんなに怖がらなくても良いのですが、
約束事に繋がることは正確に伝えないと、
後で困ったことになります。
言っている事は大体わかるんだけどなぁ・・・(笑

「英語が出来ない人間は役員にしない」
「TOEIC 900点以上じゃないと入社できない」
そんなのは「はいはいどうぞご勝手に・・・」という感じですが、
成金経営者から押し付けられるかたちではなく、
英語に対する拒否反応にも変化が必要な時期なのかもしれません。
失うものもあるでしょうが、
世界が広がることは間違いないのですから。
もう手遅れっぽいですけど(笑

って、序盤で映画と全然関係なくなっちゃった!by ハライチ

| 09:23 | MOVIE | comments(8) | - |
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