DEBUT SPECIAL 大滝詠一
みなさま
あけましておめでとうございます
今年も宜しくお願い申し上げます
新年早々冒頭からなんなんですが、
敬愛する大瀧詠一氏が突然亡くなりました。
僕にとって西の師匠がコステロで、
東の師匠は大瀧詠一でした。
この二人がいなければ自分で曲を作るなんてことは、
多分なかったと思います。
(まぁ多く見積もっても、たかが30曲ぐらいしか作ってないと思いますが…)
『いつかどこかでお会いしたい』という夢も、
最後まで叶うことはありませんでした。
青年期に音楽だけではなく、
考え方に関しても少なからず影響を受けた人物。
それが大瀧さんでした。
数週間前、飛行船さんに送ってもらった大瀧氏のラジオプログラム、
「アメリカン・ポップス伝2012」を聴いたことも、
何か因縁めいたものを感じました。
僕の生まれ育った西荻には昔「西荻ロフト」というライブハウスがあって、
中学生の頃、大瀧氏はそこでラジオ収録をしていました。
とはいえ中坊時代の僕は「はっぴいえんど」を好きで聴いてはいたものの、
Jeff Beck や クラプトンといったギタリストに憧れていて、
大瀧氏のソロ活動には全く興味がなかったので、
非常に勿体ないことをしました。
まぁ西荻ロフトには高校生になった頃に、
知り合いがバイトするようになって、
やっと行くようになったのですが。
まぁ当然ですよね…って高校生でも駄目か?
因に今回は冒頭にAMAZONの「DEBUT-SPECIAL」を貼りましたが、
ずいぶん前に発売したものなので入荷未定だそうです。
誠に申し訳ございません。
元々は「
DEBUT」というレコードのCD版(正確には違うけど)なのですが、
とても大好きなアルバムです。
レコードの「DEBUT」は若かかりし頃、
中古レコード屋に4千円で売って、
1年後ぐらいに売れ残っている同じものを
確か倍の金額で買い戻しました(笑
ホントは「NIAGARA CALENDAR」貼って、
記事のタイトルを「Rock'n'Roll お年玉」ってやりたかったんだけど、
前にもうやっちゃってましたね(笑
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西荻といえば西荻弓絵。
「スペック」はヒットしたのに、
何故「安堂ロイド」はコケたのか?
いや…そんなことを語ってもしょうがない・・・
不思議な縁で、僕は今その生まれ育った街で働いています。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしやうらぶれて 異土の乞食となるとても
帰るところにアルマジロ…と、
室生犀星が詩っておりますが、
東京で生まれ育っちゃっていると、
このような風情が感じられないところが悲しいところです。
とはいえ故郷がないわけじゃないんですけれど。
去年の日本はNHKの「あまちゃん」や「八重の桜」の放映で、
この「ふるさと」がクローズアップされた気がしました。
僕の場合「あまちゃん」は見ていなかったので、
つい先日放映された総集編を見て、
改めて宮藤官九郎氏に驚かされました。
「あまちゃん」ってタイトル自体、
トリプルミーニングス…ってか、それ以上だしね。
個人的には薬師丸ひろ子の「潮騒のメモリー」がとっても良かった。
まぁファンでしたから(笑
あ、そういえば「あまちゃん」って紅白で出たらしいっすね?…見逃しましたよ(涙
80年代って「バブル」のイメージが強くて、
僕も徒花時代って印象だったのですが、
30年くらい経っちゃうと、
逆に「あれはあれで」みたいに感じるようになりました。
生前、大滝さんが言っていたように、
時代は地続きなのだ…と。
って、んなこと言ってたかどうか定かじゃないけど、
そんなようなこと言ってた気がする・・・俺…テキトー(笑
大滝詠一の「A LONG VACATION」が発売されたのが1981年3月。
弟が買ってきたレコードではじめて聴いた、
「さらばシベリア鉄道」に受けた衝撃は、今も忘れていません。
薬師丸ひろ子が歌った大滝氏の曲も大好きでした。
良きにつけ悪しきにつけ、もしかしたら僕は、
生まれ育った場所から逃れることができないのかもしれません。
一生、井の中の蛙なんだろうな。まぁいいけど。
やっぱ、新年一発目にするような話題じゃなかった…かな。
実は仙人さん以外にも、最近、大瀧師匠のCDを貸したばかりだったので、何やら因縁めいたものを感じます。
アメリカンポップスのラジオも今年も放送予定だったのに…もう聴けないのですね…