12月13日が金曜日だと気付いたのが遅すぎた。
2日前まで悩んでいて、ネットで見たら開演は7時30分。
場所は六本木…ギ、ギ、ギリ無理か・・・しかし奇跡が!
なんとWOWOWで生中継されることを知る。
家に帰って直ぐ入会しましたよ。
何?って、コステロですよコ・ス・テ・ロ!
ポピュラーミュージック界の「シュールストレミング」、
または「豆腐よう」もしくは「鮒寿司」いや「ホンオフェ」か。
好きになった人以外は、その意味さえ分からないミュージシャン、
僕のヒーローElvis Costello来日ですよ!
それもお茶の間で生中継ライブが見れるって、
すげーよ。すげーな。
今回は"The Spinning Wheel Songbook"と題しまして、
お客さんに巨大ルーレットを回してもらって次の曲を決める、
数年前から行っていたCDにもなったライブ。
テレビなのに超興奮したぁ!
まずは立て続けに5曲、
I Hope You're Happy Now
Heart of the city (Nick Lowe)
Uncomplicated
Mystery dance
Radio Radio
ここでコステロ演じるナポレオン・ダイナマイトがライブの主旨説明。
そして客席から女性を選ぶ。
彼女に「曲は何が好き」と訊くと「Peace, Love And Understanding」と答えた。
「Nice Choice」とコステロ。
一時は、とてつもなく老けた気がしたコステロでしたが、
なんか若返ってます。
ルーレット回転!・・・・
So Like Candy
So Like Candy
Come the Meantimes
次はカップル・・・リールは
Girlと
Tokyo Storm Warningに。
This Year's Girl
Party Girl
Girls Talk
Tokyo Storm Warning
次は女性2人組。
「曲は何が好き」と訊くと「She」と答えた。
コステロがルーレットを
Sheで止めちゃった。
そして客席に下りて名曲2曲を唄う。
She
God Give Me Strength
眼鏡をかけた女性が選ばれ、
好きな曲は「チェルシー」だと答える。
しかしルーレットは
I Want You。
I Want You
(I Don't Want To Go To) Chelsea
Walk Up Town
Pump It Up
結局やっちゃうChelseaとPump It Up(笑)
顔はおじいちゃんになったけど、
ピート・トーマスのキレッキレのドラム!スゲー!
アンコールでは、顔はおじいちゃんになったけれど、
未だ変態スティーブ・ナイーブのピアノで。
I Still Have That Other Girl
Smile
Shot with His Own Gun
泣ける〜!
バンド編成に戻って、
Oliver's Army
Less Than Zero
Cinco Minutos Con Vos
Shipbuilding
Bedlam
Tripwire
My new haunt
もう一度はけてから再入場。
ここでバンドが"Charm School"をBGM演奏。
大好きなんだよな"Charm School"。
Everyday I Write The Book
Alison
I Can't Stand Up for Falling Down
High Fidelity
Watching The Detectives
Suger won't work
(What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding
完璧。
今回のライブは名盤"Blood & Chocolate"からの曲が多かった気がするけど、
1986年発表当時は日本未発売だったんだよね。
手に入れるのが結構大変だった記憶がある。レコードな。
日本版でCDが発売されたのは、その10年後(笑
今回アマゾンで調べたら…定価の倍の値がついてやんの。
いやしかし。コステロを知らない人には、
まずはこのアルバムをおすすめします。
あまりの刺激臭に顔を叛けるか、
言い知れない香りに引き込まれるかは、
あなた次第です。
僕も最近加入しようか迷っていました。
最近の爺は、ザ・ルーツとのコラボとか相変わらず意味判んない状態だったので、
ダーツとか言いつつ、結局やる事はやるツボを押さえたセットリストを見て
やっぱり行けば良かったと後悔してます。
結局、大御所レベルの人になるとライブを観せる事に対する
意識のレベルが全然違うんだという事を、
最近観た、とあるミュージシャンの残念なライブで実感しました。
でも、コステロはまだ良心的だと思いますが
最近の大御所レベルのライブってチケット高過ぎ!
最早こんなのロックでも何でも無くて、只のセレブ・パーティーじゃねぇの(笑)
特に◯トーンズが来るとか言って騒いでいる方々を横目で見ると、
完全にロックとかから百万光年離れた小奇麗感が漂っていて、
げんなりとした気持ちになる"負け組"の僕です。