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 ダンス☆マンズ・マンス
ダンス・ダンス・ダンス〈上〉
ダンス・ダンス・ダンス〈上〉
村上 春樹

「あなたの話には村上春樹の小説に出てくるミュージシャンが頻繁にでてくる」と彼女は言った。
「村上春樹…読んだこと一度も無い。おすすめとかある?」と僕は答えた。
彼女と僕とは(彼女の言葉を使って説明すると)「旧知で未知の友人」。次の週、単行と文庫、合わせて5冊の本が届いた。
今年も半年が過ぎた。いくつかの仕事を淡々とこなし、数人の友人と出会い、いくらかの報酬を得、いくつかの辛酸をなめた。そんな中、僕は「死の季節」を感じ取れず冬眠し損ねた動物が、枯れた木の皮を貪り喰い尽くすかのように、映画や音楽に没頭していた。そうだ、二人の男女を憤慨させたこともあった。二人とも仕事で知り合った人間で友人ではない、それも十歳以上も年下だ。彼らは僕のことをただのベルボーイくらいにしか思っていなかった。まったく呆れてしまう。ただのベルボーイなら、屋号を入れた名刺なぞ持ち歩く筈が無い。そんな人々に呆れながらも知らぬ間に僕の心は傷つき、仕事は足踏み状態。事態は一向に進展しない、周りの景色は変わる気配すらない。
村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』。確かベストセラーになった本だ。詳しいことは何も知らないが、僕のような類いの人間が、読んで楽しいと感じる小説ではないことだけはハッキリしている。だがしかし、僕は今これを読まなければいけないのだ。何らかの意味があるように感じていることは確かなのだ。

読み始めてすぐ頭を抱えてしまった。なんと、この小説は「羊をめぐる冒険」という作品の続編なのだ。「やれやれ」と僕は声に出して呟いた「やれやれ、さて、どうしたものか」
しかし、僕はこの話を読まなければいけないのだ、それだけは確かなのだ。やがて僕は明らかに気が抜けグラスに残ったジンジャー・エールを飲み干すかのように「ダンス・ダンス・ダンス」というベストセラー小説を再び読み始めた。
確かに彼女の言った通り僕の好きなミュージシャンの名前が頻繁に出てくる小説だった。
ビーチ・ボーイズ、プリテンダーズ、トム・ペティ、ボブ・ディラン…etc.
「オーケー完璧だ」僕はまた口に出して深く頷いた。そうなのだ、主人公は完璧なのだ。完璧なバランスのアンバランスな人間だ。金に困っていない、女にもセックスにも困らない、別れた女房は好都合に自分から男を作って消えている。都心にアパートを借りフリーランスの物書きで、食材は紀伊国屋で買う、そして自分で作る。完璧だ。大人の好むお伽噺には最適のキャラクターだ。うんざりだ。だが読んでいて止まらない。「あぁこれがベストセラーというものか」と僕は思った。

読み進めてゆくと今までとはまた違った感慨が僕の心中に浮かんできた。まるでみぞおちのあたりを抉るような感覚。この話は何かが恐ろしく現実的なのだ。Realistic.
それはぬいぐるみのように可愛い子猫を抱き上げた時に感じる肋骨のような感覚だ。一見現実離れしているが、実は全体が気味が悪くなる程、現実的で生々しい。僕の好きな物語りとは明らかに違う。僕の好きな話は「こうだったら良かった」という話で、この話は「こういうものだ」という物語りなのだ。しかし、僕は今「こういうものだ」という物語りを読まなければいけない時期なのかもしれない。そう、どこかでこの話は確実に現実と繋がっているのだ。


うわ〜〜〜疲れた。阿呆だ!俺はバカだ〜〜。全く何をやってんだか。

村上春樹ってマジではじめて読んだんだけど、真似したくなるね(笑)
此処を読んでいる人で春樹ファンがいたらごめんなさい!許してね?
もうちょっとお酒の名前とかミュージシャンの名前とか入ると、
それっぽくなったかな?
でも、もしこういうこと書くのが著作権法違反だったらどうしよう!
その時は「芸術的には合作」とでも言いましょうかね?(笑)

| 23:19 | MONOGATARI | comments(7) | trackbacks(0) |
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| 23:19 | - | - | - |
パロディって言うと、なんだかぱっぱらぱぁ〜!みたいな、こんな僕ちゃんが法に触れるようなことするわけないじゃぁ〜ん!ぱろ〜ん!
って感じがして、許されるっていうか、呆れられると思います。
| ますちゃん | 2006/06/07 1:14 AM |
私も、随分前に村上春樹の作品を何冊か読んだことがありますが・・・ツボを得てますね。(笑)

著作権法違反というか、映画に例えたら「ホット・ショット」みたいな?(笑)
| sinn | 2006/06/07 9:38 AM |
そして的を得ている。
すきっ腹で笑いすぎて胃が痛い。
仙人恐るべし。
5冊送って悪かったわね。
| ちはりん | 2006/06/07 9:45 PM |
いつものことながらあんまり関係ないことですけれど。。。
学生のころ友人と散歩していたら、俺は今すごくアメリカのあんまりアタマを使わなくていい映画が観たい!ランボーなんかあったら最高だ!!ランボーランボー、ランボーが見たい!なんていうのでいいよ!と、いろんな映画館を探していたらありましたありました!
映画館の前に等身大のランボーの看板!あったよ〜!と喜んで近寄ってみたらチャーリーシーンでした。。。
ちっくしょう!チャーリーシーンの奴め!って
彼は怒ってたけどおかしかった〜!
| ますちゃん | 2006/06/08 2:51 AM |
ますちゃん
ぱっぱらぱぁ〜!か?
結構、比喩とかイケてると思ってんだけどな。
まぁいいけど。

sinnさま
そうですよね、普通は随分昔に読んでいるもんです、村上春樹。
でも毛嫌いしてたわけでもないんですけど、
初めて読みました…ウケました。

ちはりんさま
ごめんね〜!せっかく送ってもらったのに、こんなこと書いて。
でも悪態ついているのは『僕』の真似だから、許してね?
真面目な人とか善人とか僕みたいな天使は、
小説の題材になりませんからね。ぶははは。
| ひとりで仙人 | 2006/06/08 6:44 PM |
>「オーケー完璧だ」僕はまた口に出して深く頷いた。

このあたり、かなり春樹っぽいっす!
ちょっとビックリしちゃいましたよ。
ゴーストライターでデビューだw!

| iroak | 2006/06/08 11:19 PM |
iroakさま
コメントありがとうございます。

いやぁ失敗しましたよ。
続けて違う村上春樹作品を読んでいるんですけど、
今ならもっと細部まで真似た文章が書けました。
・・・でも、それはいいのか?って話ですよね。
と、僕は思った。(笑)
| ひとりで仙人 | 2006/06/09 8:00 PM |







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