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 西の魔女が死んだ
西の魔女が死んだ
西の魔女が死んだ

僕ぐらいの歳になると否応無しに、
「自分はどんな人間か」を知ることになります。
個性/アイディンティティーといった、
言葉の範疇に収まらないものまで、少しずつですが、
『自分』というものが見えてきます。

グループに属するのが嫌い。可愛いものが好き。八方美人。
音楽が好き。ステレオタイプなものの見方に嫌悪する。
痛みや逆境に強い。手先が器用で機械や道具が好き。エトセトラ…。
ふとしたことで、
思い込みではない、逃れられないものが、
自分に備わっていることに気付くものです。

子供の頃から僕は女の子と友達になれる男でした。
それは多分、他の同世代の男子に比べて、
所謂『男の子っぽくない男』だったからかもしれません。

中学3年の頃、すぐ後ろの席にいた子と、
僕は『本』を通じて友達になりました。
太宰や山本有三を読んでは彼女に貸し、
お互いに「どう感じたか」意見を交換したものです。
『西の魔女が死んだ』
この本を読んで、僕はその子を思い出しました。

彼女は転校生だったからでしょうか、
雰囲気「明るい」とはお世辞にも言えない、
無口で飾りっけの全くない人でした。
教室でも孤立していましたが、
けしてそれが嫌だということでもなく、
堂々とした空気が漂っていました。

卒業後、街で偶然出会ったときに、
「小さな交響楽団に入りたい」と言っていましたが、
その後は同級生の誰に訊いても、
「高校時代に転校した」という以外、
彼女の消息を知るものはいませんでした。

あの人は『西の魔女は死んだ』を読んだろうか?
まだ読んでいなかったら、是非読んでもらいたい。
そしてお互いにどう思ったか、語り合いたい。

さて本題(笑)
読んでから知ったことですが、
最近の小中生の女の子には有名な作品だそうで、
改めて自分が乙女なことを思い知らされました。
乙女心を持った人なら絶対泣ける(笑)
心に残る、とても爽やかな作品でした。

「生きる力」を身につけることが難しい現代。
僕は、いろいろな場所で孤独な少年少女に出会う度、
「強くなって欲しい、そして君たちにはその力がある」
そう思い、それをどうやって伝えるか悩むことがありますが、
梨木香歩さんも同じ気持なのだと思います。

そして、その彼女の気持が、
こんなに歳をとってしまった、
昔、少年だった人の心にも響きました。

| 05:58 | MONOGATARI | comments(4) | trackbacks(1) |
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| 05:58 | - | - | - |
初めまして。TBさせていただきました。

私もかつて、主人公のまいのように
「生きにくいタイプ」の子どもでした。
だからなのか、おばあちゃんの言葉一つ一つが、
とても心に響きました。

ラスト、泣けましたね。
読んで良かったと思える本でした。
| aopu | 2006/04/08 7:59 AM |
はじめましてaopuさま
トラックバック&コメントありがとうございます。

当時、僕は男ですから遠目に見ているだけでしたが、
休み時間、女の子は連立ってトイレに行くじゃないですか?
あれは…嫌な子には辛いだろうな・・と思っていましたよ(笑)

でも本当は、殆どの女の子が、
「嫌だ」と思っていたのかもしれませんね。

いつか僕らも、『魔女』『魔法使い』に、
なれたら素敵ですね。
| ひとりで仙人 | 2006/04/08 10:05 AM |
こちらの友人で元小学校の先生だった方が
いて、子供たちをそーれ!そーれ!って盛り上げて楽しくするタイプの先生だったそうで本人もとても楽しかった!と、よく思い出話を聞かせてくれるのですが、こういうときそういうのが苦手だった自分の子供時代を思い出して嫌だった子もいただろーなぁ。。。と、思ってしまう。
| ますちゃん | 2006/04/12 9:01 PM |
では、これからますちゃんを盛り上げないよう気をつけます。
って、うそうそ。

今度お姉様に会ったときに、
この本も渡して、送って頂けるよう頼んでおきますね。
| ひとりで仙人 | 2006/04/14 1:28 AM |







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西の魔女が死んだ
『西の魔女が死んだ』という本を読んだ。 ”西の魔女”とは主人公まいの、母親方のおばあちゃん。 学校に行けなくなったまいは、 おばあちゃんのところで少しの間、一緒に暮らすことになる。 そしてこの本の中の”魔女”とは。
| A Little Polestar | 2006/04/08 7:56 AM |
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