LA LA LAND

みなさま"LA LA LAND"ご覧いただけましたでしょうか。

『この世界の片隅に』と『ラ・ラ・ランド』は、

絶対に映画館で見なければいけない映画ですので、

必ず見てください!必ず!

 

昨今はSNSの普及によって、

公開・発売前のネタバレが問題になっております。

宣伝・広告の方法は今まで以上に注意が必要になった気がします。

しかし、内容や見どころを多少披露しなければ、

宣伝できないというジレンマ。

僕のような「おしゃべり人間」は今後、

十分気をつけなければいけませんな。

 

だから・・・今回も映画の内容は全く語らないヨ!

『この世界の片隅に』と『ラ・ラ・ランド』は、

映画館で見ないと絶対に損するよ!

素晴らしいサントラも聴いてくださいYO!

 

てな訳で明日は待ちに待った「Nintendo Switch」、

「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の発売日です!

2ヶ月前からワクワクしてたら、あっという間に発売日だ!

阿呆みたいにamiiboも纏めて買っちゃったんだよね。

 

発売を待ちきれない私は毎日YouTubeで、

1月13日に日本でに行われた「Nintendo Switch プレゼンテーション」の、

海外リアクション動画を見ておりました。

プレゼンは僕もリアルタイムで見ていたのですが、

地球の裏側でこんなことになっているとは…。

 

アメリカでは深夜から早朝にかけて、

ヨーロッパは、ほぼド深夜だったにもかかわらず、

世界中のgeek&nerd達が奇声を上げていたとは、

全く予想もしておりませんでした。

日本の会場は全く盛り上がってなかったからね。

てか会場は超シラケてましたよ(笑)

 

多分、あのプレゼン全てが日本向けではなかったのです、

任天堂は世界を見て知っていたのです。

 

プレゼンテーションの最後にAppleをパクって"One More Thing"と紹介され、

世界中のゲームファンが叫び、震え、泣いた、ゼルダの最新トレーラー。

これこそ世界のトップを狙おうとしている企業の戦略だったのです。

やっぱすげーよ任天堂。

 

僕はゼルダのリアクション動画を世界一見た男だと思います。

その証拠に米語スラングを沢山覚えました(笑)

"Goose bumps"を"Chill bumps"と言ったりするのとか。

「とりはだ」と「さぶいぼ」みたいな感じ。

 

海外のユーチューバーで流行ってんだね「リアクション動画」って。

何故かみんな同じような椅子に座ってんのな。

中にはギャーギャ騒いで親父に怒鳴られてる奴とか、

女の子2人で騒いで「ソーリーグラマー」なんて謝ってたり、

外でニワトリとか犬とかが騒いでるのとか、

あぁ…やっぱ世界は広いなーって(笑)

 

よく日本映画の宣伝なんかで試写会のお客さん写して、

やれ「泣ける」だの「○○サイコー!」みたいなヤラセCMあるじゃん。

あれ最低だよねー。それに比べて欧米人のリアクション最高。

こっちまで嬉しくなるし刺激される。

迷ってたけど、これ見てスイッチ買うことにしたもんね(笑)

新しい広告のお手本になると思う。

 

 

 

 

 

結局、何が言いたかったかというと、

日本での『ラ・ラ・ランド』の宣伝は酷かったね…ってことです(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


| 00:44 | MOVIE | comments(0) | - |
 雨月物語

2016年を総括して語りたいと思っていましたが、

最後の最後まで色々と気の抜けない1年で、

とうとう大晦日になってしまいました。

 

振り返ると今年は僕にとって誠に盛り沢山な1年でした。

  • 電子ピアノ購入
  • 国立新美術館での「大原美術館コレクション」
  • 映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』
  • TVドラマ『重版出来!』
  • 「TOKYO M.A.P.S」
  • 27インチiMac購入
  • Joan Osborneライブ
  • 引越
  • 大型テレビ購入
  • TVドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』
  • TVアニメ『3月のライオン』
  • ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞
  • そして映画『この世界の片隅に』

blogがあると振り返りやすいとはいえ、

僕には珍しく書ききれないほど様々な出来事が起き、

なるべく買わないと誓ったCDも結構買っちゃいました。

 

Twitterで『重版出来!』の野木さんのフォローをしていたため、

第一話から見ていた『逃げるは恥だが役に立つ』が、

こんなに話題になるとは…。

 

『逃げ恥』については、

また機会があったら語りたいと思っていますが、

このblogの嵐の映画『黄色い涙』話の中で、

SAKEROCKの話をしてから9年。

浜野謙太も星野源も今や大ブレーク!

僕から細野さんやガッキーを奪った星野源の好感度がこれ以上、

上がらないことを祈るのみです(笑)

 

ディランのノーベル賞受賞については、

めんどくさい話だからあまりしたくなかったのですが、

簡単に一言だけ言わせていただきます。

ディランを『風に吹かれて』で全てを語ろうとするのは、

めちゃくちゃ無理があるでしょ。

日本は毎回オリンピック並みに大騒ぎするけど、

そんなにすごいの?ノーベル賞って(笑)

 

TVアニメ「3月のライオン」については、

多分…来年語ります。

 

そして盛り沢山の一年の最後の最後に『この世界の片隅に』

 

先日、母と弟を強引に連れ出し3回目を見て参りましたが、

年が明けて早々にまた見に行きたいと思っております。

いやしかし…僕の周りで見た人が少ない!

これだけ僕が大騒ぎしているのに、

…大騒ぎするからか?(笑)

 

そんなこんなで12月は『この世界の片隅に』一色。

現在募集中のクラウドファンディングに参加し、

原作本や映画パンフ、サントラはもちろんのこと、

映画公式ガイドブックや公式アートブック、

2017年カレンダーまで買っちゃいました。

いやもうホントみなさん是非今、映画館で見てください。

片淵監督に完全版を作らせてあげた〜い!

 

今まで参考程度にしか見ていなかった「映画.COM」

『この世界の片隅に』レビューに、

極端に評価が低いものを見つけたため、

慌てて会員登録!即座に星5評価!(笑)

 

酷いのは『この世界の片隅に』を低評価した人が、

他には何の映画も評価していないってこと。

何?嫌がらせ?意味不明なんですけど?(笑)

ということで、僕はそれではいかんということで、

映画をチエック&星付けし始めました。

 

星付けにこのblogが大変役に立ちましたが、

逆にここで話題にしなかった映画が問題です。

例えば「俺たちに明日はない」とか「スティング」とか、

うっかり忘れちゃってる名作の数々。

(今この2つに「レインマン」を加えて星付けしてきました)

昨日は片渕監督の映画「つぐない」の話をしているのを聞いて、

「あぁ『つぐない』も良かったなぁ…」と星付け。

僕の場合は星4〜5しかつけないので、

レビュー/評価にはなっておりませんが。

 

それよりもプロフィールに記載する『生涯ベスト5』

これには困った。5作品かよ!って。せめて10でしょ。

1個は『この世界の片隅に』がマストなわけですから、

あと4つしか残ってない。マジか〜ぁ!

 

しかし、これは必ず!と思った作品、

それが溝口健二監督作品『雨月物語』です。

ここでblogタイトルの作品がやっと出てきましたね(笑)

 

映画.COMで作品や監督をチェックすると、

関連した記事があると教えてくれる機能があり、

今年10月に4Kデジタル復元版の『雨月物語』が、

東京国際映画祭でお披露目されたニュースを知りました。

なんとフィルムはマーティン・スコセッシが所有していたのだとか、

(あの人どんだけ映画マニアなんだ…)

上映会のトークショーでは大友啓史監督が語ったとか。

めちゃくちゃ嬉しいニュースで僕も早く見て見たい!

映画館でやってくれないかなぁ…。

 

来年は早々にスコセッシ監督の「沈黙 サイレンス」と、

『セッション』のデイミアン・チャゼル監督作品、

ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』が公開されます。

いやーぁ楽しみ!いやほんと楽しみ!映画最高!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


| 07:12 | MOVIE | comments(0) | - |
 この世界の片隅に

先月、Twitterで「この世界の片隅に」という、

アニメーション映画が公開されていることを知りました。

自分で多少避けていたというのもありますが、

物語の舞台が広島の呉であること以外、

映画館で映画を見るまで他の人の感想やトレーラーすら見ず、

前知識はほぼゼロで観れたことは、とても良かったと思います。

 

僕の父親は戦時中に海軍に志願し、予科練に行き、

最後は回天に志願した人間です。

父の一番上の兄は戦死しておりますが、

戦艦大和にも乗っていたと聞いています。

そのため、僕は前々から「呉」がどんな街だったのか、

それなりに知っておりましたので、

この映画に大変興味を持ちました。

 

さて、この映画が間違って伝わってはいけませんし、

まだ観ていない人が、いらぬ先入観を持ってもいけませんので、

ここからは、この映画の持つ沢山の魅力の中から、

なるべく迷惑がかからない程度で、

僕が感じた素晴らしい部分を語りたいと思います。

 

原作はこうの史代さんの同名漫画「この世界の片隅に」

監督はアノ怪物「宮崎駿」に、

唯一口喧嘩で負けないと呼ばれた男(笑)片渕須直監督です。

NHKの「花は咲く」アニメPV製作紹介番組で、

このお二人のタッグに出会っていたことに、

後になって気づきました。

 

今年話題になった邦画はいくつもありますが、

この映画を見る前、僕は邦画の気になる点をTwitterでつぶやきました。

「モブが酷い。殆どの日本映画に登場する群衆の描き方は、いつも酷い」と。

なぜ群衆の描きかたに拘るべきなのか。

それは観衆にリアリティーを感じさせるためです。

 

昨今「事実に基づいた物語です」という、

映画の宣伝文句を多々目にしますが、

あれを見るたびに僕は呆れます。

物語はというものは殆どが架空の話であり、

かつ事実に基づいた話でもあるからです。

 

情報社会の現代、映画や音楽や物語を見聞きした人々が、

現実味を持って受け入れられるか否かは、

創る側がどんな風にリアリティーに拘るかにかかっています。

 

普通なら動かない絵を何枚も描いて動かしたり、

ありもしない怪物や事件に現実味を持たせるには、

とても大変な技術や労力が要求されることは知っています。

しかし、受け取る側が「ただの作り話だ」と感じた瞬間に、

一瞬にして作品は死んでしまうのではないでしょうか。

全く勿体無い話です。

 

「この世界の片隅に」を創った方々も、

僕と同じ戦争を知らない戦後生まれの人達ですが、

この映画の持つリアリティーには、

筆舌に尽くしがたい力強さがあります。

所謂「モブ」と呼ばれる人々にも目を向けて描かれたことが、

この映画の素晴らしさのひとつであることは間違いありません。

 

冒頭に流れるコトリンゴさんの歌う「悲しくてやりきれない」

僕ら昭和世代とは違い、この元曲を知らない世代の人は、

いきなりこの曲で涙腺が緩むんだそうな。

僕はこの映画を見て涙は出ませんでしたが、

猛烈に感動し、見終わった映画館で、

万感の拍手を送りたい気持ちに満ち溢れました。

 

余談ですが、

最初に言った通り僕は予備知識なしで見に行ったため、

Twitterで「未来に残り続ける日本映画の名作です」とか、
「僕が今まで見たアニメ映画の中でも、

 群を抜いて堂々の第1位です」とか呟いちゃったんですが、

もっと前から沢山の人たちが同じようなこと言ってたことを後から知り、

今、結構恥ずかしいです。

すごい映画見つけたぁ!みたいで。あほ。

 

くどいようですが、

今回は映画のオフィシャルサイトにもリンクしませんし、

トレーラーや主題歌も貼り付けません。

先入観は持たずに見てください。

 

いや、なんでもいいから絶対に見なくてはいけない映画です。

 

 

 

 


| 14:20 | MOVIE | comments(0) | - |
 リップヴァンウィンクルの花嫁
相変わらずいつも不幸な弟が癌になりました。
一応、手術は問題無く終わり10日程度で退院したのですが、
3日も経たずに腸閉塞を起こし再入院。
君は、いつもついてないよね…。

弟が入院した病院は父親の出身高校の前で、
僕の職場から自転車で5分程度の場所。
自分では生まれ育った西荻窪から、
少しづつ足を伸ばしているつもりでしたが、
結局、全く離れてませんでした。

偶然、弟の入院先の病院の隣の公園で、
先日「西荻 Lovers Fes」というお祭りが、
開催されておりました。

僕が子供の頃から西荻は地方出身の方が多く移り住んでおり、
緑も多くて、東京にしては敷居の低い土地だったと思います。
駅前の商店街に面した僕の部屋を友達が羨ましがっていましたが、
僕は今でも何が良かったのかわかりません。

生まれ育った町に対して、
近親憎悪に近い感情が湧くのはつきものですが、
そこに移り住むことになった人たちが、
「良い町」と言ってくれるなんて、
とてもありがたいことですよね。
 

さて、前置きが長くなりましたが、
本日は岩井俊二監督の小説「リップヴァンウィンクルの花嫁」。
僕はまだ読んでおりませんが、映画は昨日見てまいりました。
見ていない方もいらしゃると思いますし、
検索でたどり着いちゃう人もいるかもしれないので、
内容についてはあまり語りませんのでご心配なく。

お昼の情報番組でこの作品が紹介された時、
「SNSで知り合った男性と結婚する」という物語のあらすじに触れ、
出演者の若い女性たちが怪訝な顔し、
口々に「有り得ない」と嫌悪感をあらわにしているのを見て、
・・・若いからしょうがないのかもしれないけど、
もう少し自分とは違う人の気持ちを考えて欲しいな…と、
僕は感じました。

世界を見渡して考えれば、日本には貧富の差や格差なんて、
無いに等しいのかもしれません。
けれどもちょっと見回せば、暗くて深い闇に落ち、
必死に抜け出したいと願っている人たちが、
沢山いることに気付く筈です。

この物語の主人公の七海は「ささやかな幸せ」が欲しかったのでしょう。
結婚式に呼べる友達もなく、両親も離婚している七海に比べ、
一般的に恵まれた育ちで高校教師をしている、
拍子抜けするほど簡単にSNSで手に入った夫。
空虚で居心地の悪い結婚式。
物語の始まりは、そんな風に幕を開けます。

岩井俊二監督作品は好きでほとんど見ておりますが、
涙を流した作品は初めてかもしれません。

僕は岩井監督や是枝監督と、ほぼ同世代の映画好き少年だったので、
二人の作品はスッと腑に落ちる部分が多い気がします。
あぁそれ、前から気になってたよね…とか、
このシーンはあの映画のあのシーンを彷彿させるよねーとか。
『花とアリス殺人事件』では黒沢明の『生きる』を
『リップヴァンウィンクルの花嫁』では、
チャップリンの『巴里の女性』を思い返しました。

主演の黒木華さんやCoccoちゃんはもちろんのこと、
綾野剛氏演じる「安室行舛(アムロ!行きまーす!)」が、
とても岩井俊二監督らしいと感じる登場人物で、
現代を象徴した存在に感じました。
一昔前だったら、他の監督だったら、
彼をただの悪魔か、変わり者として描いたことでしょう。

日頃、映画の話のできる友達などは殆どいませんので、
もっともっとここでいろいろ沢山語りたいのだけれど、
こっ、これ以上は…言・え・な・い!
ネタバレしちまう!(笑)

みなさんぜひ見てくださいね!
いつまでも心に残る映画ですから!
仙人の超オススメです!














 

| 22:50 | MOVIE | comments(0) | - |
 Whiplash
Twitterで何度も呟いちゃいましたが、
映画『セッション』(原題:Whiplash)最高です。
水曜日の夜に見て、金曜日の夜も見ちゃいました。
2回目も鳥肌立つほど興奮しました。

デューク・エリントンもルイ・アームストロングも、
チャーリー・パーカーもバディ・リッチも、
スイングジャズもモダンジャズも、
ジャズに関して全く知識のない人が観ても、
十分楽しめる超娯楽作品・・・だと思います。
できれば予告編や評判も見ず、
予備知識なしで見て欲しいです。

・・・って、もう殆どロードショー公開終わってるけど(笑)

僕もあまりジャズは聴いてこなかったので、
チャーリー・パーカーのイメージは、
映画『バード』のフォレスト・ウィテカーです。
でも、この映画を見たおかげで、
大昔に買ったデューク・エリントンのCDを引っ張り出して、
(特に"Caravan")何度も聴いています。
僕がジャズに大興奮する時代が来るなんて、
予想もしてませんでしたよマジで。

脚本・監督のデミアン・チャゼルは、
この映画の製作当時まだ若干28歳。
彼が高校時代ジャズドラム打ち込んだ頃出会った、
厳格な教師との出会いが、
この映画を撮るきっかけになったとのこと。
監督曰く「いまだにトラウマ」なんだそうな。
僕もこどもの頃に能を教わった先生のことが、
今でも恐いです。トラウマです。
あ、あと習字の先生も。

トラウマになるような教師ってのは、
誰でも一度は出会っていると思います。
まぁ教師じゃなくても上司とか身内とか…。

誰かの言葉の暴力によってモヤモヤと湧き上がった、
不快な気分をあなたが今も引きずっているのなら、
是非この映画をご覧ください。

・・・いやぁ…途中で嫌になっちゃう可能性もありますが、
最後まで観て、明日からは気持ちを切り替えて、
明るい気分で、巧妙な仕返しをしましょう(笑)

それでは最後に…、
何で"Whiplash"が『セッション』になっちゃうの〜〜〜っ??(笑)









| 03:18 | MOVIE | comments(0) | - |
 "Do not go gentle into that good night"インターステラー
僕の永遠のヒーロー健さんが亡くなりました。
憧れの人物と同じように、
いつかは静かに消えてゆきたいなぁなどと思った矢先、
素晴らしい映画で素敵な詩に出会いました。

"Do not go gentle into that good night"

「おとなしく夜を迎えるな」

クリストファー・ノーランの新作『インターステラー』で引用された、
イギリスの詩人ディラン・トマスの詩です。

筒井康隆の「SF教室」、2001年宇宙の旅、猿の惑星、
禁断の惑星、ウェールズの宇宙戦争、スタートレック、
1980年にテレビで放送されたカール・セーガンの「コスモス (COSMOS)」
タルコフスキーの「惑星ソラリス」などなど、
『インターステラー』は僕の大好きな類のSF映画でした。
あ、エヴァにも、ちょっとだけ似てたかな。
久々に「もう一度映画館で見たい」と感じた映画です。
次は多分IMAXで見ますよ。

どこが良かったのか。
まずは宇宙や時間というものに対しての観念が、
自分が想像していたものにとても近かったから…というところから。

10代後半の頃、友達にこんな質問をしたことがありました。
「宇宙には果てがあるというけど、果ての向こう側には何があると思う?」
その約10年後に突然亡くなってしまった友達は、
そのとき彼の考えを聞かせてくれました。
偶然なのかもしれませんが、
僕の考えも彼の考え方によく似ていました。

何もない「無」の世界。
概念としてあったとしても、
どこまでいっても果てがない世界に生きている人間に、
それを理解しろと言われても無理としか言いようがないのだから。
それはどこか死生観のようなものに近いかもしれない。

ここからは、かなりネタバレを含みますので、
見ていない方は読まないほうがよろしいかと存じます。

ネットで読んだノーラン監督のインタビューで、
タルコフスキーの『鏡』に影響を受けたと言っていましたが、
映像の素晴らしさや俳優陣の好演も挙げておきたい良さです。
まず驚いたのはジョン・リスゴー…久々!
昔は嫌いだったアン・ハサウェイ…今は嫌いじゃないよ。
エクソシストのエレン・バースティン…懐かしい!
そして"The Tree of Life"のジェシカ・チャステイン!
僕はこの映画を見て、
『鏡』というよりも"The Tree of Life"を思い浮かべましたよ監督。
他にもアメリカン・ビューティーのウェス・ベントリーや、
ケイシー・アフレックとか…あのマン博士役の人とかね(笑

ワームホールやブラックホールの観念も良かった。
今までワームホールといえば、
スタートレックDS9のシスコ中佐で、
その名の通りワームって形態だったけれど、
この映画じゃ球体だって!やられた〜ぁ。
突入シーンはアレに似てた。
「行こうおばさん!父さんの行った道だ!父さんは帰ってきたよ!」
「よーし行こう竜の巣へ!」ってヤツに(笑)

それからあのシーン好きだなぁ…TARSCASEがブランドを助けに行くとこ。
※IMAXで見直したらTARSじゃなくてCASEでした。
黒澤明の『隠し砦の三悪人』で、
それまで武士らしいところを全く見せなかった三船敏郎が、
危機一髪になって初めて侍の姿を見せ、
刀を構えて馬にまたがり走るシーンを思い出しました。
活劇ってコレだよな!って感じ。
最初から最後まで戦いの連続じゃ全く面白くない。
緊張があるからこそ躍動が生きる!これぞ活劇!

さてさて、この映画で僕が一番惹かれたところ。
それは最近いつも考えていたことにつながります。

齢51にもなって僕はまだまだへなちょこです。
すぐにへこたれて遠い昔の過ちを思い出し、
昨日の失敗や怒りを悔いては、
ある言葉を念仏のように唱えます。
その言葉自体は誰にも教えませんが(笑)、
誰にでもそんなものがあるのではないかと思うのです。

たとえば「お母さん…」「お父さん…」とか、
好きな人やパートナーや子供の名前、
歌の一節や、それこそ本当の念仏など。
これは心の解放であると同時に、
大きな力を持った「思念」です。
この言葉と一緒に吐き出される「おもい」は、
良かれ悪かれ、とてつもない力を持っているのではないか。
最近の僕はそんなことを常に考えておりました。

以前ここでもお話しした、
時間は移動速度や重力によって伸び縮みするという相対性理論では、
時間の巻き戻しはできないことになっています。
しかし、この映画の中で「5次元の者」は、
時間や空間を自由に旅し、過去にも行けるのだと語られます。

「次元」自体をどう捉えるかによって様々ではありますが、
4次元が立体+時間と定義した場合、
もう一つは何がプラスされて5次元になり、
時間を超えることができるのか…。

速度や重力によって長さが変わる時間。
もしかしたら思念も時間に影響を与えているのではないだろうか?
おもい(重い)って言うぐらいですからねぇ。
・・・お後がよろしいようで。







| 03:04 | MOVIE | comments(0) | - |
 Saving Mr. Banks
めちゃくちゃ久々に更新。生きてます。

最近観た映画で「過小評価されているのでは?」と感じたものが2本あります。
1本は最後のジブリ長編映画(?)「思い出のマーニー」で、
もう一本がこの「ウォルト・ディズニーの約束」原題"Saving Mr. Banks"です。
両方とも『アナと雪の女王』フィーバーに押しつぶされちゃいました(笑

毎回言ってて「もういいよ」って感じですけど、
Saving Mr. Banksが何故に「ウォルト・ディズニーの約束」になるかっつーね。
いや、原題はネタバレっぽいから、
知らない方がより物語を楽しめるって考え方もあるかな?

両方ともめちゃ泣きましたよおじさんは。
おじさんももう51だよ…昨日で。
偶然、両方ともイギリスの児童文学作品が関係してますね。

まずはマーニー。

この映画(原作に関しても)を観た人がTwitterなどで、
物議を醸した部分(ネタバレだけど)があるのですが、
その部分がこの物語の裏テーマになっている気がしました。
・・・別に裏でもないか。

それは主人公のアンナが同世代の女の子、
信子に「太っちょブタ」と言うシーン。

信子は「毎日普通に過ごせますように」と書かれた、
杏奈の七夕の短冊を取り上げ「普通って何?」と問いかけ、
「あれ?あなた綺麗な目をしているのね」と続けます。
信子は決して「意地悪な子」には描かれてはいません。
逆に杏奈よりも「良い子」に描かれています。

ちょっと前にTEDで見たモデルのキャメロン・ラッセルの、
「ルックスだけが全てじゃない。モデルの私が言うんだから信じて」
というプレゼンで話したことを思い出しました。

僕は子供の頃から自分の容姿に関するコンプレックスが酷かった気がします。
足が大きいとか、毛が多いとか、足が太いとか。
こんな話をすると、必ずと言っていいほど「女子か?」と突っ込まれるのですが、
それこそが偏見です(笑)男が容姿のことで悩むなんて「馬鹿げている」みたいな。

悪気の無い、言っている人にとっては、
褒めているつもりだったりする言葉だからこそ、
相手の本心が見える気がしたりするものです。
言葉狩りみたいになるのも考えものですが、
何気ない一言が暴力になることってのもあるわけで。

孤独感から「言葉の暴力」に「言葉の暴力」で応戦した杏奈。
確かに良いこととは言えませんが、
おじさんにもわかるような気がしました。

さて「ウォルト・ディズニーの約束」

メリーポピンズの原作者P.L.トラヴァースとウォルト・ディズニーの、
映画化にたどり着くまでの裏話と、
現実のメリーポピンズ(ミスターバンクス)について描かれた作品であり、
ウォルト・ディズニーとの約束は、
あまり重要ではないひとつのエピソードに過ぎません。
原題"Saving Mr. Banks"の通り、
「ミスターバンクスを救う」物語です。

ディズニー映画『メリーポピンズ』大ファンの僕は、
台詞がいちいち映画『メリーポピンズ』からの引用だったことに、
大喜びしながら見ました。

このblogでMONOGATARIというカテゴリーを作ったときに、
物語には本当に起きた事実ではないかもしれないが、
『こうなったら良かった』『こうなるべきだった』といった、
人間の真実の話が語られていることがある、と語ったことがありましたが、
そんな物語によって、
人は辛い過去や悲しい思い出を昇華させることができるのだと、
この映画では語られています。
本当にその通りだと僕も感じました。

この二つの映画は同じイギリス児童文学作品という以外に、
喪失感と孤独な心を昇華させる人の物語という点で、
僕にとっても、縁を感じる作品でした。









| 03:49 | MOVIE | comments(0) | - |
 風立ちぬ
現代日本のモンスター、宮崎駿最新作。
なにもこんな場末のblogで話題にしなくても…、
そんな気もしないこともないのですが、
旬のものってやつです。

前々から話題に挙げたかったNHK大河ドラマ「八重の桜」
「毎週欠かさず」というわけではありませんが見ています。
前半は日本という国の時代が大きく変わるとき、
その犠牲となった人々を中心に描かれていました。
毎話毎話かわいそうでかわいそうで涙…涙ですよ。

今日の放送では会津戦争から半年後の、
八重たち生き残った人達の姿が描かれていました。
朝敵というあらぬ汚名を着せられ散った大勢の命。
憎しみが憎しみを生んだ内戦のあと、
死んでいった人達のことを思いながら、
彼らはどう生き抜いていったのでしょう。

こどもの頃、僕の父方の祖父の家には槍が飾ってあって、
父も軍刀や脇差を三振りほど所有しており、
子供心に「コワっ!」と思ったものです。
軍刀はお金に困って患者さんに売っちゃったけど、
脇差は亡くなるまで持っていて、
姉に「お嫁に行く時にあげるよから、
旦那さんが浮気をしたらこれで刺せ」
とか言ってて超恐かったな。

話が横道にそれてしまいましたが、さて「風立ちぬ」
日本の大正から昭和初期にかけてを描いた作品でありながら、
とても現代的なアニメーションでした。

こどもの頃に大きな夢を抱き、
その夢の実現に必死になって働き、失敗し、
やがて夢を現実にしたのもつかの間、
大きな挫折を味わう主人公と、
主人公に寄り添った女性の物語。

僕も子供の頃は大戦中使用した、
戦車や軍用機の模型が大好きでした。
それをみた父が「一番やって欲しくないことをやっている」と、
ときどき嘆いておりました。(酔ってないとき)
酔っているとはいえ、
自分はひとり娘に「不貞を働いた夫は刺して自害しろ」などと、
現代であれば絶対に言ってはいけない台詞を吐きながら、
息子には「兵器の模型は作るな」と言う。
なんと身勝手で理不尽なことを言う人間だろう。
いや、それが人間なのかもしれません。

先週、子供の頃から40までお世話になった方が亡くなられました。
僕の父親のことをとても慕ってくださっており、
その恩恵を受けて長年僕もお世話になりました。
この場を借りて、お礼とご冥福をお祈りします。

人は必ず死ぬ。時として順番通りとはいかないけれど必ず。
残ったものは、生きた人の気持ちを少し背負って、
また誰かに少し気持ちを残して死んでゆく。
美しかった命の記憶だけを残して、
恨みや悔しさや悲しみは、
いつかはやがて消えてゆくのでしょう。







| 23:50 | MOVIE | comments(0) | - |
 永遠のこどもたち
本日のおすすめは、この夏公開『パシフィック・リム』で、
日本中で評判を落とすこと請け合いの(笑)、
ギレルモ・デル・トロが製作総指揮をつとめた、
スペインとメキシコ合作映画 "El Orfanato"『永遠のこどもたち』
恐いよ〜。何度もビクっ!ってするよ。
夏の暑い時期にもってこいの作品だよ。
意外とオカルト・ホラー系映画って好きなんだよね。
物語が面白くないと全く受け付けませんけど。

ギレルモ・デル・トロは僕が生まれたほぼ1年後のメキシコ生まれ、
代表作といえばやはり『パンズ・ラビリンス』でしょう。
美しくて、悲しくて、超〜後味の悪い映画でした(笑)
『永遠のこどもたち』も「後味が良い」とは言えませんが、
『パンズ・ラビリンス』よりは救いがあります。

同じメキシコ出身『21グラム』『バベル』『ビューティフル』の、
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥもそうですが、
ギレルモ・デル・トロが携わる映画も、どこか物悲しい。
ソンブレロかぶってタコス片手に陽気に歌ってるイメージは、
全くありません。

この『永遠のこどもたち』もよくできた物語で、
最初から最後の最後まで伏線がちりばめられており、
この間、この映画のあらすじを人に伝える機会があったのだけれど、
「そこで主人公が…いや、その前にこういう出来事があって」とか、
順を追って説明しながら話をするのがめちゃくちゃ難しかった。

霊媒師の役でジェラルディン・チャップリンが出てきたのには驚いた。
チャップリンの娘さんね。まだ生きてたんだ!なんて。
wikiで調べたら、スペインに長いこと住んでたから、
スペイン語が問題なく話せるらしい。いや驚いた。
この霊媒師が子供達を霊視するシーンが、これまたスゲー恐いんだな。

『シックスセンス』とか『アザーズ』が面白かったと思える人にはオススメ。
僕は夜中0時から見始めて、見終わった深夜の2時に、
向かいの大病院の横を通ってコンビニまで煙草を買いに行ったけど、
中々に良い気分でしたよ(笑
Un, dos, tres, toca la pared

Postscript
この映画を見て面白いと思った人だけ、
パンズ・ラビリンス』を見てください(笑)


| 23:47 | MOVIE | comments(4) | - |
 (500) Days of Summer
先日、久しぶりにタワレコでCDを購入しました。
今、CDはめちゃくちゃ安いって知ってましたか?みなさん!(笑
まぁ時代が時代なので当たり前と言えば当たり前ですが、
iTunes storeにもTSUTAYAにも置いてなかったCDが1,000円でしたよ。
まぁレコードでは持っていたアルバムなので、
得したのか損したのか良くわかりませんが・・・。

たまたまそこで見かけたのがShe & Himアルバム
「おっ!ズーイー・デシャネル!買っちゃおっかな」って思ったけど、
結局買いませんでした…(笑

ズーイー・デシャネルといえばジム・キャリー主演の"Yes Man"。
この映画の彼女はとっても可愛くて…見終わってすぐ検索しちゃいました(笑
邦題『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(←ちょ〜ダサイ)
この映画自体も好きな映画ですが、
ズーイー抜きでも良かったと思える映画と言えば、
この"(500) Days of Summer"邦題「(500)日のサマー」(←まんま)です。

映像も音楽もストーリーもキャストも良い。
今ではすっかりクリストファー・ノーラン作品常連になった、
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが主役。
キック・アス出演前のクロエもいい味出してます。

「ボーイ・ミーツ・ガールの物語 けれどもラブストーリーではない」

この映画の主人公トムは、まっすぐな男ではありません。
子供の頃から家に引きこもって映画や音楽を楽しんでいた、
僕と同じような、うだつの上がらない少年期を過ごしたと思われます。
なんとなく夢見がちな青年に成長しましたが、
サマーという女性に出会ったことで、
現実の世界というものに気付かされます。
日常生活は ごく平凡なものだ
1日が始まって終わる
思い出に残る出来事はほとんどない
毎日が淡々と過ぎてゆく
5月23日は水曜日だった
トムは学んだ
壮大な宇宙の意味は
日常レベルで判断できない
偶然 それがすべてだ
偶然だけだ
彼は理解した
奇跡は起らないのだ
運命の力など存在しないのだ
今こそ彼はそう確信した
トムは…彼は確信した
映画ラストのナレーションです。

実際、彼のように劇的に気付く人は少ないと思いますが、
僕のように子供の頃から夢見がちだった人間でも、
現実というものに少しずつ気付かされて歳をとっていきます。
その現実を真正面で受け入れた時、
人はまた新しい扉を開けるのかもしれません。

「(500)日のサマー」
あなたが夢を失ったと感じた時、
是非この映画を見てください。




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