Life of Pi
ここ数日、この映画のことばかり考えてます。
第85回アカデミー賞で4部門を受賞したアン・リー監督作品、
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
原作を読まずにこの映画に魅了された殆どの人が、
「最初からもう一度見たい」と思うことでしょう。
僕も続けて2回見ました。

アカデミー監督賞、作曲賞、撮影賞、視覚効果賞を受賞したということで、
見る前に騙されてはいけません。
この映画の本当の素晴らしさは物語の奥深さ。

「奇跡の物語」と称されるこの映画。
この物語が世の中に産み落とされたこと自体が、
本当の奇跡だと僕は感じました。
原作も読んでみようと思います。

これ以上の感想は何を言ってもネタバレに繋がるため語りませんが、
人、神、宗教、愛、家族、命について深く考えさせられる映画でした。
皆さんも機会があったら是非見てください。

因に、予告編でコールドプレーのパラダイスを使っているのは、
戦略的にはアリかもしれないけど、
映画自体のイメージからは、全くかけ離れておりますので、
みなさまどうぞお気をつけください。








| 19:37 | MONOGATARI | comments(4) | - |
 攻殻機動隊 S.A.C.
年CSで『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』を見て、
めちゃくちゃ面白くて感動しちゃったんだけど、
監督が神山健治って『東のエデン』の監督だったことをその後知りました。
マニアの間では有名なんだろうけどアニメって殆ど見ないから…。
I.Gって制作した会社も武蔵野市(三鷹)だから近所なんだよね。

そういえば数年前、仕事帰りにエヴァの庵野監督にそっくりな人を見たので、
長い間気になっていたんですけど、
つい最近、株式会社カラーの事務所がその場所にあることを知りました。
サイン貰えば良かった。とかいって絶対言えないけど。

て、テレビシリーズの攻殻機動隊、何が面白かというと「ストーリーと世界観」
士郎正宗の原作の世界観を継承しつつも、
パラレルワールドで織りなすオリジナルストーリー。
ちなみに原作「攻殻機動隊(GHOST IN THE SHELL)」のストーリーは下記の通り。
時は21世紀、第3次核大戦とアジアが勝利した第4次非核大戦を経て、世界は「地球統一ブロック」となり、科学技術が飛躍的に高度化した日本が舞台。その中でマイクロマシン技術(作中ではマイクロマシニングと表記されている)を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性公安警察組織「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活動を描いた物語。
※wikipediaより転記
今回オススメした「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」だと、
地上波では放映されなかったらしいですが、
第2話「飽食の僕 NIGHT CRUISE」がとても良かった。

を異国人やエイリアンだけにしていないっていうのが、
このアニメの面白いところのひとつなのかもしれません。
物語を俯瞰で描いたら、
薄気味悪い差別が無いっていうのは、
当たり前のことだと思うんですけどね。


| 04:27 | MONOGATARI | comments(0) | - |
 ありふれた奇跡
とたけけ
「どうぶつの森」以外の最近の楽しみといえば、
約11年ぶりとなる山田太一氏の連続ドラマ『ありふれた奇跡』を見ること。
このドラマを見ていると、
ここ数年ずっと考え続けていたことに繋がる気がしています。

子供の頃の僕はよく布団の中でギリギリと歯ぎしりをするように、
『なんでこんな貧乏な家に生まれたんだろう』と思ったものです。
毎日、酒に呑まれては怒鳴り暴力を振るう父親。
昼間に道ばたで酔っぱらって寝てるから救急車で運ばれたり、
夕食の煮えたぎった鍋を机ごとひっくり返したり、
「素手で叩くと手が痛くなる」とか言って、
杓文字のでかいやつみたいので叩かれたりしてね。
いつかなんかは叩かれた拍子にタンスの角に頭ぶつけちゃって血だらけ。
すぐ病院で縫ってもらったけど、今でも傷が残ってるよ。
中学に入学する頃にはさっさと死んじゃって、
残された家族はそのあとそりゃ大変だったよ。

『銭ゲバ』じゃないけど、
幸せそうな人々を憎んで生きてたとこもあった。
もっと勉強したかったけれど働かざるを得なかった…、
そんな風に思った時期もあったよな。

数少ない親友と呼べる友達二人が若くしてこの世を去り、
好きだった子には二股をかけられたりして、
めちゃくちゃウケる青春時代だったし。
「これが自分の仕事」と思った途端に路頭に迷い、
男40にしてスタートライン…みたいな。
恨んだらきりがない。全くきりがない。話しつくせやしない。

でも、ま、前からうすうす感付いてはいたんだけどね、
みんなそんなもんなんじゃないかと(笑

人にはそれぞれ持っている「振り幅」みたいなものがあって、
その範囲の中で必死に生きているんだよね。
人にはそれぞれに人生の物語があって、
苦しさも喜びも幸福も不幸もあるってこと。
この歳になってもついついそんな当たり前のことを忘れて、
自分の殻にこもってわざと嫌なことを思い出しては、
他人に対して傲慢になったりしちゃうんだよな。

振り幅、というか「しあわせの尺度」も人それぞれ。
それは愛であったり笑いであったりモノであったり、
心であったり人であったり名誉であったり。
その振り幅を測る尺度が違えば不幸な出来事も幸運になり、
誰もが羨むような幸福も過酷な日々に変わる。

その人がもって生まれた「運」みたいなものによって、
「位置」や「濃さ」はそれぞれだけれど、
自分の心の振り幅を他人の幅に圧縮・伸張してあてはめれば、
揺れる気持や痛む心はみな同じ…っていうのかな。
文字だけで伝えるの難しいけど・・・。

まいいや。
見ていない人がいたら是非見てください。
ありふれた奇跡』おすすめです。
語り尽くせない程とても深くて素敵なお話ですので、
是非とも僕が語った陳腐な話は忘れてご覧くださいませ。

全く関係ない話だけど、松ケン主演の「銭ゲバ」。
あれは最終的にどうするんでしょ?
原作通りにやっちゃったら間違いなく日テレの株価大暴落でしょ?(笑
ま、それは良しとして、
あのドラマの宣伝番組の街頭インタビューがマヌケだった。
「あなたにとって大切なのはお金?それとも愛?」みたいな。
この質問を考えたのは本当に成人か?つか人間か?
「お前はテロリストか?それとも正義か?」みたいだな。
2択を迫る奴にロクな奴はイネーな!バカタレが!

お、いけないいけない、ついつい悪いクセが…。
謙虚にならなきゃね。もう大人なんだから。

| 01:39 | MONOGATARI | comments(10) | trackbacks(0) |
 ちりとてちん
ちりとてちん―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)
ちりとてちん―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)

今、30年ぶりぐらいでNHKの連続テレビ小説を見ています。
見ています…というよりも、欠かさず見ています「ちりとてちん」

落語をテーマにしたドラマ。それも上方落語。
「ちりとてちん」って江戸では「酢豆腐」っていう噺なんだよ。
ネットで調べたら、元々は江戸の「酢豆腐」が本家みたい。
でも「千両蜜柑」とかは上方の噺なんだよね。

いや〜ぁ、こういうドラマ見てると、
「やっぱ噺家になっておけばよかったな…」なんて思っちゃうな。
ま、嘘ですけど。

| 01:03 | MONOGATARI | comments(8) | trackbacks(0) |
 HEROES
HEROES / ヒーローズ Vol.1
HEROES / ヒーローズ Vol.1

以前に何回かここでも話題に上げましたが、
とうとうHEROESのDVDが日本で発売されます。

めちゃくちゃ面白いです。
3話見たらもうやめられません!
レンタル屋さんでみかけたら絶対に借りましょう。
現在HEROESより面白い海外ドラマはありません!
HEROES最高!

| 00:40 | MONOGATARI | comments(12) | trackbacks(0) |
 山田太一
男たちの旅路 第3部-全集-
男たちの旅路 第3部-全集-
鶴田浩二

以前、倉本聰の「あにき」の時にも語りましたが、
中学生から高校生にかけてビデオが普及する前、
僕は倉本聰、市川新一、向田邦子、山田太一脚本の、
TVドラマばかり見ていました。
特に今でもとても印象に残っているのが、
この「男たちの旅路」の第3部 第1話「シルバーシート」です。

老人達が都電車両を占拠し立てこもる。
老人ホームで暮らしていた彼等と不思議な巡り合わせで知り合った、
鶴田浩二演じる特攻帰りのガードマンが彼等を説得に行く。
といったストーリーだったと思います。

老人達の役をしていた人が、今考えると凄い人ばかり。
志村 喬、笠 智衆、加藤 嘉、藤原 釜足、殿山 泰司。
当時、僕は中学1年生。
丁度、父親が入院中だったからかもしれませんが、
父と同世代の鶴田浩二に、
父親を重ねあわせ見ていたような気がします。
昔のドラマはたまにBSなんかで再放送とかしてますので、
放送されることがあったら・・・まずは僕に教えて下さい(笑
そう、確かこのドラマを見てからです。僕のTVドラマ好きが始まったのは。

その後の山田太一作品も僕にとって印象的なものが沢山あります。
『岸辺のアルバム』
『獅子の時代』
『想い出づくり』
『早春スケッチブック』
そして『ふぞろいの林檎たち』

山田太一氏はいつも、
テレビ放送だからこそ味わえるドラマを提供してくれます。
そして、他の脚本家が真似しようとしても絶対に真似の出来ない、
革新的なストーリーを楽しませてくれます。
つい先日放送された『星ひとつの夜』も、まさにそんな物語でした。

時に残酷で生々しい人生。時代や他人に翻弄され戸惑う人間。
悲しくてさみしい。けれどどこか滑稽。
激しい感情のぶつかりあいの中から生まれる人と人との繋がり。

極端な展開や衝動や事件や障害や苦悩だけで、
人の心を惹こうとする昨今のTVドラマはあまりにくだらないと僕は思う。
それはそこに「現実味」というものが全く無いから。

山田太一作品は、苦しくなるほどリアルな現実と、
何年も心に残り続ける「優しさ」が詰まった、
素敵な大人のものがたりです。

| 00:54 | MONOGATARI | comments(2) | - |
 THE YEARLING
子鹿物語
子鹿物語

昼間寝てたから夜眠れな〜い!
・・・というわけでblog更新です。

「機会があれば、いつかお勧めしたい」と思っている映画や音楽は沢山あります。
この映画もそのうちのひとつでした。
1947年製作『子鹿物語』"THE YEARLING"

初めて観たのは小学校低学年の頃、
両親が「観たほうが良い」と言っていたので観たような記憶があります。
それから30年以上経過した現在(怖いよぅ!)見直してみたところ、
当然のことですが、当時とは全く違う感慨がありました。

「子鹿物語」という日本題が付いていますが、人間の物語です。
男なら、一度は必ず見なければいけない作品です。
ここを観ている男の子は殆どいないと思いますが、
いたら絶対観るように!命令。
今更無理ですが、僕に息子がいたら絶対に見せていますね。
いやしかし…グレゴリー・ペックが若い!かっこいい!
男なら誰しも、こんなお父さんになりたいと願うことでしょう。

先進国日本。飢えて死ぬ子供は殆どいません。
戦後の日本人は子供達を大切にしてきました、
「私たちの苦労を自分の子供にはさせたくない」と。
しかし、この作品の台詞は、
大切に育てられてきた私たちの心に語りかけてきます。

人は皆 いい人生を送り 楽をしたい
人生とはいいものだ だが楽ではない
生きていれば 傷つく事は避けられない
寂しいのは辛い だが男は皆 孤独だ
ならば打ちのめされた時 どうすればいい
受け入れて 前に進むんだ

| 01:50 | MONOGATARI | comments(3) | trackbacks(0) |
 The Color Purple
カラーパープル スペシャル・エディション
カラーパープル スペシャル・エディション

YouTubeを散策していたら、こんなものを発見!
60th TONY AWARDS THE COLOR PURPLE
なに〜っ!あの「カラーパープル」がミュージカルになってた!
凄いです。是非観たいです。映画になってほすぅいです。

この映像を観るだけで感動で泣けそうになります。
こんなの生で観たらオレ死ぬ。

このシーンって、
「あんたあの人にアタシを殴れって言ったでしょ?」って、
主人公が詰め寄られるところだよね?
「私は子供の頃からずっと戦ってきたんだよ!」って。
ここがこれだけ迫力あるっていうことはだよ、
教会まで行進して行くシーンなんて、
とんでもないことになってるってことでしょ?
妹との別れのシーンとか、
最後の「マキ・ダ・ダ」ってとこなんて号泣モノってことでしょ?
残酷な話だったけど・・・いい物語だったな・・。

なんかこの映画、誤解される事が多かったと思う。
人種差別とか男尊女卑とかDVとか・・。
違うんだよ、この映画は。というか、この物語の本質は。

不器用な生き方しかできなかった人々の成長を描いた、
悲しくも美しいお話なのです。

え?あなた!この映画観てないの?・・・・あ〜あ。
好き嫌いのハッキリ別れる作品だと思うけど、
コレ観ないと・・駄目だよ。

| 00:33 | MONOGATARI | comments(6) | trackbacks(0) |
 能
乱


僕は小学校の頃、父の勧めで能を習っていました。
父の勧めって・・・無理矢理行かされてたんだけど。
ほとんどDVなんだけど。幼児虐待だったんだけど(父上すみません)。
そのときお世話になっていた本田光洋先生が能楽指導をした映画、
それがこの「乱」です。

不思議なものでこの「乱」には、
僕が実際会った事のある人が数人関係しています。
演出補佐の本多猪四郎監督、
鉄修理役の井川比佐志さん、そして本田先生。
あ、そうそう!ARBのライブの打ち上げで、
楓の方役の原田美枝子さんに会った事もあったな。
気が付いたら横にいてビックリしたな。可愛かったな。
そうだ!仲代達矢さんにも会ったことあったけ…忘れてた。
かっこ良かったな。うんうん。声がまた感動だったな。
ま、でも「会った」っていうか「見た」に近いけどね。
いや、今日はそんな話をするんじゃなかった。

国立能楽堂に行ってきました。
能を観るのも30年ぶりです。
子供の頃は能が嫌で嫌でしょうがありませんでしたからね。

しかし、今回は先生から直々に「久しぶりに能楽堂へいかがですか」と、
招待状に添えてお手紙まで頂いたものですから、
母親への親孝行も兼ねて勇気を振り絞って行ってきました。
だって、未だに本田先生の顔を見るとビビっちゃうんだもん。
てか母親と二人で出かけるのも30年ぶりだな。

能楽堂で当時の知り合いの方に、
「大きくなったっわね〜」「おとうさんにそっくりね」とか言われて、
とっても恥ずかしかった…わたしはもう43なんです・・・。

それでね、・・・・・とっても感動した。
能を観て初めて感動した。素晴らしかった。
自分が能を観て感動する日が来るなんて思ってもみなかった。

トラウマなのか、どうも演劇が長い間苦手で、
板の上で何かやるのもホント嫌で嫌でしょうがなかった。
でもライブやったりミュージカルが好きになったり、
バレエとかオペラとか演劇をテレビとかでみる度、
慣れたのか年を取ったせいかわからないけど、
少しは総合芸術の素晴らしさが理解できるようになったかな。

地謡ってナレーションなんだ!とか、
能はオペラだったんだ!とか、
今から600年以上も前に確立された音楽劇って凄いな!とか、
全く今更なんだけど感心しました。
僕がミュージカル映画好きなのも、もしかしたら能がルーツだったのかな。

今回、半蔀(はしとみ)望月(もちづき)という二曲目を観させて頂きましたが、
両方とも本当に素晴らしかった。
半蔀は文学性に優れたファンタジックな芸術作品、
望月は仇討ちもので鬼気迫るアクション巨編。

「美しい国」とか言っちゃう前に、
人間のつくり出してきた創造&想像力の深さというものを知って頂きたい。
とか今回もまた偉そうに…宣うて候。

| 00:38 | MONOGATARI | comments(7) | trackbacks(0) |
 トレッキー宣言
エンタープライズ発進せよ!
エンタープライズ発進せよ!
斉藤 伯好,ダイアン・ケアリー

僕がプチ・トレッキーだって話、ここでしたっけ?

そうです、僕はトレッキーです・・プチね、プチ。
知らない人よりは知ってるけど、マニアって程じゃないって感じ。
今回はそのSTAR TREKの話。

久々にTSUTAYAに行ったら、
『スター・トレック エンタープライズ』が入荷してて、
早速Vo.1を借りて見たんですが・・・やっぱ最高でした。

この『スター・トレック エンタープライズ』は、
1960年代に放送されたシリーズ第一作目『宇宙大作戦』だと100年前、
ジェネレーションズから200年前の話になってます。
ま、殆どの人が意味分からないだろうから・・読まなくていいです(笑

ホントSTAR TREKシリーズは物語が抜群に面白い!
何故か初めて会う宇宙人なのに言葉が通じちゃったり、
ブロンド美人の宇宙人と恋に落ちたりと・・・、
めちゃくちゃに感じることもありますが、
そこはトレッキーには全然問題無い部分でありまして、
登場人物の人間臭さ(異星人もなんだけど)や、
ロジカルなストーリーにめちゃくちゃハマります。

エンタープライズシリーズの設定は、
人類が宇宙航海に旅立って間もない頃ということもあり、
異星人との出会いの戸惑いを描くことが多いようです。
オリジナル版より船内がローテクになっていたり、
船員役の役者の顔が妙に古臭いのも面白いです。

今回、特にお気に入りなのは、
バルカン人科学士官トゥポル(副司令官)役のJOLENE BLALOCKです。
かわいい・・・。

宇宙平和を祈り続ける私にはバイブルとなる作品、
それが「スター・トレック」シリーズなのです。

| 01:53 | MONOGATARI | comments(0) | trackbacks(0) |
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